よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料4 エキスパートパネルの実施要件について(令和4年3月3日付健が発0303第1号厚生労働省健康局がん・疾病対策課長通知) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58839.html
出典情報 がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第6回 6/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

要な治療歴や家族歴等に関する診療情報を提供している場合には、エキス
パートパネルへの参加を必須としない。
エキスパートパネルの開催方法は、参加者がリアルタイムで協議可能な
方法とすること。その際、セキュリティが担保されている場合に限り、画
像を介したコミュニケーションが可能な機器を用いたオンラインでの参
加も可能とする。
また、病勢が急速に進行する一部の造血器腫瘍や類縁疾患においては緊
急性が高く、迅速な治療法選択の必要があるため、Fast-track 機能によっ
て返却された中間報告(※2)に基づき治療法の選択を行う場合は、参加
者がリアルタイムで協議可能な方法でのエキスパートパネルの開催に代
えて持ち回り協議を行うこととしても差し支えない。ただし、持ち回り協
議の全ての参加者の見解が一致しない場合は、リアルタイムで協議可能な
方法でのエキスパートパネルを開催する必要がある。また、最終報告結果
に基づく結果の解釈においては、別途、参加者がリアルタイムで協議可能
な方法でのエキスパートパネルの開催が必要である。
4 がんゲノム情報管理センター(以下「C-CAT」という。)へのデータの
提出に同意を得た患者について検討する際には、C-CATが作成した当該
患者に係る調査結果を用いてエキスパートパネルを開催する。
(※1)標準塩基配列と比較したときの塩基配列や構造の違いのうち、関連する
ガイドライン等も参考にして、病的意義があると判断されるもの。
(※2)日本血液学会が策定した「造血器腫瘍ゲノム検査ガイドライン」におい
て、迅速結果返却が望ましい遺伝子異常とされる「Fast-track 対象遺伝子異
常」に関する報告。急性白血病等の一部の造血器疾患においては、病勢が急速
に進行するなかで、数日以内にゲノム異常を含む疾患の情報を収集し、病型に
即した治療法を即座に開始することが患者の救命、長期予後の改善につなが
るため臨床的有用性が高い旨が当該ガイドラインに記載されている。