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第3節 〈特集①〉高齢者の経済生活をめぐる動向について 1 就業の状況について (1 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/zenbun/07pdf_index.html
出典情報 令和7年版高齢社会白書(6/10)《内閣府》
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第1章

第3節 〈特集①〉高齢者の経済生活をめぐる動向について
り、長い人生をより豊かに過ごすことができる
社会を実現していくことが重要である。高齢期
に差し掛かると、多くの人が仕事や収入、心身



就業の状況について

高齢化の状況

我が国の平均寿命は世界で最も高い水準にあ

(1)収入を伴う仕事をしている人の割合につ
いて

の機能、人間関係等、様々な面で変化を経験す

全国の 60 歳以上の男女に現在の就業状況を

る。また、我が国全体をみても、近年の経済・

聞いたところ、
「現在、定期的に収入を伴う仕

社会情勢は大きな変動の渦中にある。そのよう

事をしている」又は「現在、不定期ではある

な中、特に経済的な観点から、高齢期も安定し

が、収入を伴う仕事をしている」と回答した割

て豊かに暮らすことができる社会の実現に資す

合(仕事をしている割合)は4割を超えており、

るため、内閣府が令和6年度に実施した以下の

「令和元年度高齢者の経済生活に関する調査」

調査を基に、高齢者の経済生活に関する状況や

(以下この節において「前回調査」という。
)時

意識について分析を行った。

と比較して上昇している(図1-3-1)
。な

「令和6年度高齢社会対策総合調査(高齢者の

合わせて「仕事をしている」と回答した割合は

(以下この節において「今
経済生活に関する調査)」

35.6%となっている。

回調査」という。

〇調査地域
〇調査対象者

:全国
:60 歳以上(令和6年 10 月1日現在)
の男女

〇調査方法
:郵送調査法(オンライン回答併用)
〇調査時期
:令和6年 10 月1日~ 11 月8日
〇サンプリング方法:層化二段無作為抽出法

〇有効回答数
:2,188 人(うちWeb:291 人)
(標本数:男女合わせて 4,000 人)
〇有効回収率
:54.7%

第3節 〈特集①〉高齢者の経済生活をめぐる動向について

お、65 歳以上について見ると、定期・不定期

性・年代別で見ると、男女共に、年代が高く
なるほど仕事をしている割合が低下している。
また、仕事をしている割合は各年代において男
性の方が高い(図1-3-2)


※な お、注釈がない限り、調査における回答は単数回答
である。

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