【医療関係者用】日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

2025年5月19日版

日本小児科学会

標準的接種年齢と接種期間 ・ 日本小児科学会の考え方・注意事項
ワクチン

インフルエンザ菌ｂ型
（ヒブ）

種類

標準的接種年齢と接種期間

日本小児科学会の考え方

注意事項

①-②-③はそれぞれ27-56日（4-8週）あける ④は、③から7か月以上あけて、1歳を超えてから、早期

・7か月-11か月で初回接種：①-②の間は27（20）日以上、標準的には、

③-④は7-13か月あける

27-56日（4-8週）あける。②の後は7か月以上あけて、標準的には7-13か月

に接種することを推奨する

あけて③

不活化

・1歳-4歳で初回接種：①のみ
（注8）リスクのある患者では、5歳以上でも接種可能
①-②-③はそれぞれ20-56日（3-8週）あける

4種混合 （DPT-IPV）

・4種混合ワクチンは4回までの接種に限られ、5回目以降の追加接種につい

不活化 ③-④は6か月以上あけ、標準的には③終了後
12-18か月の間に接種
・12か月未満に接種

ては、3種混合ワクチンかポリオワクチンを用いる

結核の発生頻度の高い地域では、早期の接種が必要

・標準的には5-8か月未満に接種

BCG

生

① 1歳以上2歳未満

・麻疹曝露後の発症予防では、麻しんワクチンを生後6か月以降で接種可

（注9）② 5歳以上7歳未満で、かつ、

能。ただし、0歳で接種した場合、その接種は接種回数には数えず、①、②

小学校入学前の1年間

は規定通り接種する
（注10）令和6（2024）年度内に生後24か月に達した第1期対象者（2022年
4月2日-2023年4月1日生まれ）、および、令和6（2024）年度における第２

麻疹・風疹混合（MR）

生

期の対象者（2018年4月2日-2019年4月1日生まれ）であって、MRワクチン
の偏在等が生じたことを理由にワクチンの接種ができなかったと市町村⾧が
認める場合、令和7（2025）年4月1日から令和9（2027）年3月31日までの2
年間、接種対象期間を超えて定期接種として接種が可能 詳細は厚生労働省
事務連絡を参照
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001440529.pdf

水痘

おたふくかぜ

① 生後12-15か月

（注11）水痘未罹患で水痘ワクチンを接種していない児

・定期接種として接種する場合、①-②の間は3か月以上あける

② 標準的には①から6-12か月あける

に対して、積極的に2回接種を行う必要がある

・3歳以上13歳未満では、①-②の間を3か月以上あける（任意接種）
・13歳以上では、①-②の間を4週間以上あける（任意接種）

生

生

① 1歳以上

（注12）予防効果を確実にするために、2回接種が必要

② 5歳以上7歳未満

①は1歳を過ぎたら早期に接種
②はMRと同時期（5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年
間）での接種を推奨