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資料9 東原構成員提出資料 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi10/gijishidai10.html |
出典情報 | デジタル行財政改革会議(第10回 4/22)《内閣官房》 |
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2. 共通枠組みの整備
デジタルエコシステムの実現に向けた産業データスペース群の構築にあたっ
ては、まず産業データスペースの基本構造に関する共通認識を醸成していく必
要がある。例えば「データ連携時の機能・サービス」という観点からは、以下
3 層構造による整理が考えられ、これら 3 層間のインターフェースを確保して
いくことが重要となる。
① 「アプリケーションサービス層」:ユーザー企業・団体におけるデータ連
携・利活用によって価値を創出する各種サービス・機能を提供する層
② 「データ連携層」:ユーザー企業・団体間での安全・安心なデータ連携機
能を提供する層
③ 「トラストサービス層」:なりすましや改竄を防止し、信頼性を向上する
トラストサービス機能を提供する層
図1:産業データスペースの「3 層構造」のイメージ
アプリケーション
サービス層
アプリケーション
サービス層
データ連携層
データ連携層
トラストサービス層
アプリケーションサービス層
トラストサービス層
データ連携層
トラストサービス層
【出典】手塚悟 JDTF 理事長/慶應義塾大学特任教授資料
デジタル庁は、産業界との緊密な連携の下、産業データスペース群に関する
全体像と 3 層構造を念頭に、「ユースケース如何にかかわらず共通に整備すべ
き要件(共通枠組み)」と「ユースケースに応じて個別に検討すべき要件」を明
確に区別した上で、共通枠組みの整備を進めるべきである。
共通枠組みの整備にあたっては、国際連携を視野に入れつつ、データの整備
から業務上の活用に至るまで、国際標準化に能動的に取り組む必要がある。
3. トラスト基盤の整備
経団連が予て標榜している Society 5.0 for SDGs ならびに DFFT(信頼性のあ
る自由なデータ流通)を実現する上で、産業データスペース群におけるトラス
ト(信頼性)の確立は不可欠である。このため、緊密な官民連携の下、各産業
データスペースでリスク分析を行い、リスクの内容・程度に応じたトラストの
検証を可能とする仕組みを構築していく必要がある。
とりわけ「トラストサービス層」に関しては、3 層間のインターフェースを
確保した上で、産業データスペース群において横断的に必要となる、主体の真
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デジタルエコシステムの実現に向けた産業データスペース群の構築にあたっ
ては、まず産業データスペースの基本構造に関する共通認識を醸成していく必
要がある。例えば「データ連携時の機能・サービス」という観点からは、以下
3 層構造による整理が考えられ、これら 3 層間のインターフェースを確保して
いくことが重要となる。
① 「アプリケーションサービス層」:ユーザー企業・団体におけるデータ連
携・利活用によって価値を創出する各種サービス・機能を提供する層
② 「データ連携層」:ユーザー企業・団体間での安全・安心なデータ連携機
能を提供する層
③ 「トラストサービス層」:なりすましや改竄を防止し、信頼性を向上する
トラストサービス機能を提供する層
図1:産業データスペースの「3 層構造」のイメージ
アプリケーション
サービス層
アプリケーション
サービス層
データ連携層
データ連携層
トラストサービス層
アプリケーションサービス層
トラストサービス層
データ連携層
トラストサービス層
【出典】手塚悟 JDTF 理事長/慶應義塾大学特任教授資料
デジタル庁は、産業界との緊密な連携の下、産業データスペース群に関する
全体像と 3 層構造を念頭に、「ユースケース如何にかかわらず共通に整備すべ
き要件(共通枠組み)」と「ユースケースに応じて個別に検討すべき要件」を明
確に区別した上で、共通枠組みの整備を進めるべきである。
共通枠組みの整備にあたっては、国際連携を視野に入れつつ、データの整備
から業務上の活用に至るまで、国際標準化に能動的に取り組む必要がある。
3. トラスト基盤の整備
経団連が予て標榜している Society 5.0 for SDGs ならびに DFFT(信頼性のあ
る自由なデータ流通)を実現する上で、産業データスペース群におけるトラス
ト(信頼性)の確立は不可欠である。このため、緊密な官民連携の下、各産業
データスペースでリスク分析を行い、リスクの内容・程度に応じたトラストの
検証を可能とする仕組みを構築していく必要がある。
とりわけ「トラストサービス層」に関しては、3 層間のインターフェースを
確保した上で、産業データスペース群において横断的に必要となる、主体の真
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