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○最適使用推進ガイドラインについて-3-2 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00143.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第519回  4/13)《厚生労働省》
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5.投与対象となる患者
【有効性に関する事項】
① 筋層浸潤性尿路上皮癌の術後患者において、本剤の有効性が検証されている(臨床
試験において対象とされた患者の詳細は p4 参照)
。ただし、原発部位により本剤の
有効性が異なる傾向が示唆されている(p5~6 参照)ことから、腎盂・尿管癌患者
においては、術前補助療法歴を踏まえ、本剤以外の治療選択肢も考慮する。また、
CDDP を含む術前補助療法歴のない患者における既存治療と比較した本剤の有効
性は不明であることから、CDDP 等の白金系抗悪性腫瘍剤による治療が可能な場合
にはこれらの治療を優先する。
② 下記に該当する患者に対する本剤の投与及び使用方法については、本剤の有効性が
確立されておらず、本剤の投与対象とならない。
他の抗悪性腫瘍剤との併用投与
術前補助療法としての投与
根治切除不能な患者に対する投与
【安全性に関する事項】
① 下記に該当する患者については本剤の投与が禁忌とされていることから、投与を行
わないこと。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
② 治療前の評価において下記に該当する患者については、本剤の投与は推奨されない
が、他の治療選択肢がない場合に限り、慎重に本剤を使用することを考慮できる。
間質性肺疾患の合併又は既往のある患者
胸部画像検査で間質影を認める患者及び活動性の放射線肺臓炎や感染性肺炎
等の肺に炎症性変化がみられる患者
自己免疫疾患の合併、又は慢性的な若しくは再発性の自己免疫疾患の既往歴の
ある患者
臓器移植歴(造血幹細胞移植歴を含む)のある患者
結核の感染又は既往を有する患者

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