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資料3ー1 令和6年度インフルエンザワクチン用製造株とその推奨理由 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00103.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会 季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの製造株について検討する小委員会(第1回 4/22)《厚生労働省》
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第 1 回 厚 生 科 学 審 議 会 予 防 接 種 ・ ワ ク チ ン 分 科 会













季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの製造株について検討する小委員会

資 料
3-1

2024(令和6)年4月 22 日

2024/25 シーズン向け
季節性インフルエンザワクチン製造候補株の検討について
(国立感染症研究所)
令和 6 年度インフルエンザワクチン用製造株とその推奨理由
今シーズン(2023/24)の世界なインフルエンザの流行は、過去 2 シー
ズンは、はっきりとした二峰性のピークがみられたが、2023/24 シーズン
は、新型コロナウイルス流行前のようなピークがひとつの流行であった。
流行のピークは、これまでは多くの場合 1 月であったが、今シーズンは 12
月にみられ、例年より若干早い流行であった。型・亜型(A 型)
・系統(B
型)別では、A/H1pdm09、A/H3 および B 型(ビクトリア系統のみ)それ
ぞれ検出されたが、その割合は国・地域により異なっていた。傾向として、
北半球は A 型の検出が多く(A/H1pdm09 と A/H3 の割合は国・地域によ
り異なっていた)、南半球は B 型の検出が多かった。日本の流行は、冬の
流行が 3 シーズンぶりにみられた 2022/23 シーズンのピーク(2023 年第
6 週)後、全国定点当たり患者報告数は減少したが 1.0 以下になることな
く、そのまま 23/24 シーズンに入った。第 36 週以降報告数は増加し、第
49 週でピーク(定点当たり報告数は 33.7)となり、年末に向かって減少
した。しかし第 1 週以降再び増加し、第 6 週でピーク(定点当たり報告数
は 23.9)となり、それ以降減少した。インフルエンザ分離・検出報告は、
22/23 シーズンでは A/H3 が大多数であったが、23/24 シーズンでは 2023
年中は A/H3 と A/H1pdm が多く報告された(A/H3>A/H1pdm)が、年明
けから B 型(ビクトリア系統のみ)の報告が増えた。国立感染症研究所
(感染研)では、WHO ワクチン推奨株選定会議(2024 年 2 月 19 日~22
日)で議論された流行株の解析成績、令和 5 年度(2023/24 シーズン)ワ
クチン接種後のヒト血清抗体と流行株との反応性およびワクチン製造候
補株の製造効率などを総合的に評価して、
令和 6 年度
(2024/25 シーズン)
のインフルエンザワクチン製造候補株として、以下を推奨することとした。
A/H1N1 亜型
候補株
及び
推奨順
理由

①A/Victoria/4897/2022 (IVR-238)

最近の A/H1N1pdm09 亜型ウイルスは、赤血球凝集
素(HA)遺伝子系統樹上、6B.1A.5a.2(以下 5a.2)群
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