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資料1_医学研究の充実・大学・大学病院の魅力向上について (35 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00010.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(令和5年度 第8回 3/18)《文部科学省》
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競争的研究費の直接経費からのPI人件費の支出・バイアウト制度の活用について
※1 競争的研究費:大学を含む研究機関において、府省等の公募により競争的に獲得される経費のうち、研究に係るもの。科研費、創発的研究支援事業など。
※2 直接経費:競争的研究費により行われる研究に直接的に必要なものに対し、研究機関又は研究者が使用する経費。物品費、人件費・謝金、旅費等の区分が存在。

制度概要

PI人件費

バイアウト制度

競争的研究費の直接経費から研究代表者(PI)の人件費を支出
することによって人件費相当分の財源を確保し、研究機関の研究力
向上のために活用することを可能とする。

PI本人の希望により所属する研究機関と合意をすることで、PIが担う
業務のうち研究以外の業務(※)の代行に係る経費を支出すること
により、研究プロジェクトに専念できる時間の拡充を可能にする。
※ 講義等の教育活動等やそれに付随する事務等に限り、営利目的で実施す
る業務を除く。大学病院における診療活動も対象となる。

対象者

PIとして研究計画の遂行に関して全ての責任を持つ者(研究分担者
については配分機関の判断による)

PI本人(研究分担者については配分機関の判断による)

対象事業
(文科省
事業)

創発的研究支援事業、革新的先端研究研究開発支援事業、医療分野
国際科学技術共同研究開発推進事業、社会のニーズを踏まえたライフサイ
エンス、先端バイオ創薬等基盤技術開発事業、ワクチン開発のための世界
トップレベル研究開発拠点の形成事業、ゲノム医療実現バイオバンク利活用
プログラム、医療機器等研究成果展開事業、次世代がん医療加速化研究
事業、先端国際共同研究推進事業 他
(令和5年4月1日時点)

科学研究費助成事業、創発的研究支援事業、革新的先端研究研究開
発支援事業、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業、社会の
ニーズを踏まえたライフサイエンス、先端バイオ創薬等基盤技術開発事業、ワ
クチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業、ゲノム医療
実現バイオバンク利活用プログラム、医療機器等研究成果展開事業、次世
代がん医療加速化研究事業、先端国際共同研究推進事業 他
(令和5年4月1日時点)

支出額

PIの年間給与額に、年間を通じて研究活動に従事するエフォートを乗
じた額とすることを原則とし、研究課題の実施に支障がないよう、上記
額の範囲内でPIが設定。各配分機関においては、研究費の規模によ
り、一定の割合等を人件費の支出の上限として設定するなど、必要に
応じた措置を講ずる。

PIが所属する研究機関において、支出額の算定基準を設定する。
例)PIの年間給与額×バイアウトする業務のエフォート率=支出額
なお、各配分機関において、研究費の規模により、一定の割合等をバ
イアウト経費の支出上限として設定するなど、必要に応じた措置を講ず
る。

利用の条件

以下の3つの条件を満たしたうえで、配分機関に体制整備状況・活
用方針を提出する必要がある。
・PI本人が直接経費にPI人件費を計上することを希望していること
・PIが所属する研究機関において、確保した財源を研究力向上のため
に適切に執行する体制が整備されていること
・研究の業績評価が処遇に反映されるなどの人事給与マネジメントを
実施していること

・研究機関において、①代行できる業務の範囲、②年間に代行できる
上限、③代行に係る経費やその算定基準等を含む規程を整備する
等など、バイアウト制度に関する仕組みを構築すること
・PIと合意の上、研究機関が代行要員を確保する等により代行を実
施すること
・経費の適正な執行を行うこと

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