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【資料1-1】一般用検査薬の一般原則について (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38453.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会(令和5年度第8回 3/11)《厚生労働省》
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Ⅱ.9月6日医療機器・体外診断薬部会の委員からのご意見
1.検査医療システム(受診勧奨含む)等
❶高齢者が増えると言うことは基礎疾患があるヒトが増えると言うこと。すなわち、抗血小板薬や抗凝固薬を用い
るヒトが増えてくるということ。自己でランセットを用いたとしても自己採血というのは自覚しにくい。抜糸でも、医
療従事者の判断にて薬を制限かけることが一般的である。そのような状況の中で、単に病院に行きづらいからと
いう理由でOTCを使った場合、患者自身が事故を起こしたり、止血ができなかった場合に、医療に適切に繋げら
れないのではないか?逆に救急医療を作ってしまうのではないか?
➋国民にもセルフケアに意識して取り組んでほしいと思っているので、安全であることが重要と思う。どの薬を飲んで
いたらどのくらいリスクがあるのかを今でも薬剤師が確認しているし、OTC化されても、事前にチェックする、販売
後の相談対応を整えていく必要があると思われ、薬剤師会として取り組んでいきたいと考えている。
➌オンライン診療の重要性とOTCを一緒に考えてはいけないと思う。オンライン診療は技術革新により精度が上
がっているなかで、必ずしもOTCを使わなければならないのか?そういうのを使わなくてもよくなるのではないか?
患者自身が自分を傷つける行為は訓練がいる。広く用いられるものではないんだという認識の中で、代替の通
信技術が出てくると思う。一つの方法だけに固執するのは避けるべき。
❹ランセットを使うきっかけは医療機関。患者が自己血をとれるのかの選別や、実際の使い方のレクチャーをするが、
自分でやるのはハードルが高いのが実情。
➎必ず受診勧奨をしなければならないが、できていないのが現状。これを改善していく必要がある。患者のバックグ
ラウンドをしっかり見据えて確実な値として評価できるようにしていく必要がある。関係者たちが法的な点も踏まえ
て請け負えるのか?
❻教育やどう医療システムに組み込むかが問題だと思うが、p.6にてポータルサイト等を提示しているが、何らかの
結果に対する考え方や、不適切使用に対するチェック機能を提示してもよいと思うのだがいかがか?受診勧奨を
どこまでするか難しいと思うが、どういったシステムを作るのか?

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