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【3-3】新型インフルエンザ等対策政府行動計画の改定に向けた意見 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36738.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第81回 12/22)《厚生労働省》
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また、患者の治療を率先して行い、その経験をもとに、「診療の手引
き」や「検査の手引き」等を作成し、これらの知見により、各地域にお
ける医療提供体制の構築などを支援することも重要な役割である。
また、国民の不安の軽減や理解の促進に資するよう、収集した情報や
病原体のリスク評価、治療法等、感染症への対処について、分かりやす
く情報発信や情報共有を行っていくことも期待される。
・研究開発、臨床研究等のネットワークのハブの役割
(研究開発、臨床研究等のネットワークのハブの役割)
機構において、初動時点からの臨床研究や、海外の研究機関等とのネ
ットワーク及び国内の研究機関・製薬企業とのネットワークなども活
用したワクチン・診断薬・治療薬の速やかな研究開発支援を行うことが
期待されており、研究開発や臨床研究等に係るネットワークのハブの
役割を果たしていくことが必要となる。このため、機構のハブ機能が発
揮されるよう、必要な予算を機構に配分するスキームを構築すべきで
ある。また、例えば感染症危機管理に関わる分野で必要となる研究の方
向性に関して機構からの提案などができる仕組みを設けることも必要
である。なお、機構の設立を待たずに、「新興・再興感染症データバン
ク事業(REBIND)」の拡充等を推進することも期待される。
・人材育成
(人材育成)
感染症危機管理の対応能力を向上させるためには、専門的な人材育
成が重要であり、機構が行う人材育成の取組への期待は大きい。国立感
染症研究所が現在行っている「実地疫学専門家養成コース(FETP)」を
はじめ、地方自治体などで疫学調査や公衆衛生対応の基盤となる人材
を育成する機構の機能については、更なる充実強化が特に期待される。
このほか、例えば、検査の精度管理や感染症に係るリスクコミュニケー
ション等、機構の有する専門的知見を活かした危機への対応能力向上
への貢献や、将来の感染症危機管理のリーダーとなる人材等を育成す
るための更なる貢献が望まれる。
また、感染症医療や臨床研究を推進できる専門人材の養成も、機構の
重要な役割として更なる充実強化が期待される。
・国際連携
(国際連携)
機構は、WHO 等の国際機関、米国 CDC などの諸外国の公衆衛生機関等
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