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参考資料3 がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(健発第0331058号平成20年3月31日厚生労働省健康局長通知別添) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36919.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第40回 12/18)《厚生労働省》
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置(原則として日本医学放射線学会の定める仕様基準を満 たし、少なくと
も適切な線量及び画質基準を満たす必要があること。)を備える。
なお、日本乳がん検診精度管理中央機構(日本乳癌検診学会、日本乳癌
学会、日本医学放射線学会、日本産科婦人科学会、日本放射線技術学会 、
日本医学物理学会、日本乳腺甲状腺超音波医学会、日本超音波医学会及び
日本超音波検査学会により構成される委員会をいう。以下同じ。)が開催
する乳房エックス線検査に関する講習会又はこれに準ずる講習会を修了し
た診療放射線技師が乳房撮影を行うことが望ましい。


乳房エックス線写真の撮影について
アに規定する撮影装置を用いて、両側乳房について、内外斜位方向撮影
を行う。
ただし、内外斜位方向撮影を補完する方法として、50歳以上の対象者
にも頭尾方向撮影を追加することは差し支えない。



乳房エックス線写真の読影について
読影室の照度やモニタ、シャウカステンの輝度に十分配慮する等読影環
境を整えた上で、十分な経験を有する医師(日本乳がん検診精度管理中央
機構が開催する読影講習会又はこれに準ずる講習会を修了していることが
望ましい。以下同じ。)による読影を行うことを原則とする。
また、2名以上の医師(このうち1名は、十分な経験を有すること。)
が同時に又はそれぞれ独立して読影する。
なお、読影結果の判定は、乳房の左右の別ごとに行う。



機器等の品質管理について
実施機関は、撮影装置、現像機及びモニタ、シャウカステンその他の当
該検査に係る機器等について、日常的かつ定期的な品質管理を行わなけれ
ばならない。



その他
アからエの詳細については、「マンモグラフィによる乳がん検診の手引
き-精度管理マニュアル-第7版」(日本医事新報社・令和2年2月27
日)等を参考とする。



視診を実施する場合の留意点
視診に当たっては、乳房の対象性(大きさ及び形)、乳房皮膚の陥凹、膨
隆、浮腫、発赤、乳頭陥凹及び乳頭びらんの有無について観察する。



触診を実施する場合の留意点
触診は、指腹法及び指先交互法等により、両手で乳房の内側から外(又は
外側から内側)に、かつ、頭側から尾側に向かって乳房を軽く胸壁に向かって
圧迫するように行う。

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