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資料1 感染症への対応力強化について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36747.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第44回 12/6)《厚生労働省》
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【論点2】新興感染症等の発生時に施設内療養を行う障害者支援施設等への
対応について
現状・課題

○ 今般のコロナ禍においては、医療資源に限りがある中で、入院治療が必要な患者が優先的に入院できる体制を確
保するとともに、障害者支援施設等においても、病床ひっ迫等によりやむを得ず施設内で療養する場合があること
から、障害者支援施設等における感染対策や医療支援の充実などを図ってきた。
○ 具体的には、障害者支援施設等における感染対策の徹底に資する各種支援や、感染者が発生した事業所において、
緊急時の人材確保や消毒・清掃に要する費用等の補助を行ってきた。
○ 施設内療養を行う場合には、必要な医療の提供のほか、ゾーニングや感染者の個室への隔離、施設外からの応援
職員も含めた勤務調整、感染者以外の入所者の健康管理、消毒等の衛生管理、保健所への連絡などさまざまな業務
が発生する。
○ 今般の新型コロナウイルス感染症における経験を踏まえ、将来のパンデミック発生時に、感染拡大に伴う病床
ひっ迫が発生することも想定されることから、引き続き障害者支援施設等において施設内療養が適切な体制で行わ
れることが必要な状況である。
○ 令和6年度の報酬改定に向けて、介護報酬では、新興感染症等のパンデミック発生時において、施設内で感染し
た高齢者に対して必要な医療やケアを提供する観点や、感染拡大に伴う病床ひっ迫を避ける観点から、高齢者施設
等の施設内において、必要な体制を確保した上で当該感染者の療養を行うことに対する評価について対応案として
示している。
検討の方向性

○ 介護報酬の対応案を参考に、施設内で感染した障害者に対して必要な医療やケアを提供する観点や、感染拡大
時の施設等における生活継続等の対応として、必要な体制を確保した上で施設内療養を行うことに対する評価を行
うことを検討してはどうか。

○ 評価にあたっては、当該感染症に対する医療提供が適切に行われる観点や他の入所者への感染拡大を防ぐ観点
から、当該感染症への対応を行う医療機関と連携していることや、適切な感染対策を行っていることなどの要件を
設けることとしてはどうか。
○ 対象の感染症については、今後のパンデミック発生時に必要に応じて指定する仕組みとしてはどうか。

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