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○医薬品の新規薬価収載について 総-5-3 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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6.投与に際して留意すべき事項
1)

下記の該当する患者については本剤の投与が禁忌とされていることから投与を行わ
ないこと。
・ 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・ 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1 型糖尿病の患者
・ 2 型糖尿病を有する患者における重症感染症、手術等の緊急の場合

2)

妊婦、妊娠している可能性のある女性には本剤を投与しないこと。また、2 ヵ月以内
に妊娠を予定する女性では本剤の投与を中止すること。

3)

下記に該当する患者に対する投与の必要性は、慎重に判断すること。
・ 膵炎の既往歴のある患者
・ 重度胃不全麻痺等、重度の胃腸障害のある患者
・ 低血糖を起こすおそれがある以下の患者又は状態
脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状

激しい筋肉運動
過度のアルコール摂取者
・ 高齢者

4)

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

5)

本剤投与中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、異常が認められた場合には、専門
医を受診するよう指導すること。ラット及びマウスにおける 2 年間がん原性試験にお
いて、臨床用量を下回る用量(最大臨床用量での AUC 比較においてラットでは定量
下限未満のため算出できず、マウスで約 0.5 倍)で、甲状腺 C 細胞腫瘍の発生頻度の
増加が認められたとの報告がある。甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌
又は多発性内分泌腫瘍症 2 型の家族歴のある患者に対する、本剤の安全性は確立して
いない。

6)

急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)があらわれた場合は、使用
を中止し、速やかに医師の診断を受けるよう指導すること。

7)

胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査等によ
る原因精査を考慮する等、慎重に対応すること。

8)

下痢、嘔吐から脱水を続発し、急性腎障害に至るおそれがあるので、患者の状態に注
意すること。

9)

胆嚢炎、胆石症等の急性胆道系疾患が発現するおそれがあるので、腹痛等の腹部症状
や肝・胆道系酵素の異常がみられた場合には、必要に応じて画像検査等による原因精
査を考慮するなど、適切に対応すること。

10) 急激な血糖コントロールの改善に伴い、糖尿病網膜症の顕在化又は増悪があらわれる
ことがあるので、注意すること。
11) 本剤の使用にあたっては、患者に対し、低血糖症状及びその対処方法について十分説
明すること。低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事

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