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○外来(その3)について 総-3 (125 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00222.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第563回 11/10)《厚生労働省》
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課題①
(外来医療の現状等について)
(総論)
• 初・再診料の算定回数は、令和2年に減少したが、令和3年以降は増加に転じている。
• 高血圧・糖尿病・脂質異常症を主病とする患者における再診料・外来診療料は、3か月間に3回(1月に1回)算定されて
いる患者が最多であった。再診料・外来診療料が3か月間に4回以上算定されている患者割合は令和元年から令和2年
にかけて減少していた。
• 内服薬の投薬日数は令和元年度から令和2年度にかけ伸びを認めた。薬効分類としては、生活習慣病に係る血圧降下
剤、高脂血症用剤、糖尿病用剤についても令和元年度から令和2年度にかけ投薬日数の伸びを認めた。
• 令和元年から令和2年にかけて処方日数が14日以内である医薬品件数の割合が減っており、令和2年以降は日数毎の
件数割合は同様の傾向であった。
(外来機能の分化の推進について)
• 令和4年度診療報酬改定において、外来機能の明確化及び医療機関間の連携を推進する観点から、紹介状なしで受診
した患者等から定額負担を徴収する責務がある医療機関の対象範囲を見直すとともに、当該医療機関における定額負
担の対象患者について、その診療に係る保険給付範囲及び定額負担の額等を見直した。
• 初診時については令和4年10月より義務化対象施設の定額負担(告示に定める額)が2,000円増額になり、当該病院の
平均値等も2,000円程度の上昇となっていた。再診時については、令和4年10月より義務化対象施設の定額負担が500
円(歯科は400円)増額になり、平均値等は600円程度の上昇となっていた。
• 令和4年5月と令和5年5月の状況については、初診時に紹介状なしで受診した患者の割合は義務化対象施設で4.3ポ
イント減少していた。
• 紹介受診重点医療機関として、令和5年10月1日時点で、930施設が公表されており、うち110施設が、200床未満の特定
機能病院または地域医療支援病院以外の病院または診療所となっていた。
(医療DXについて)
• 医療DXとして、全国医療情報プラットフォームの構築や電子カルテ情報の標準化において、情報の共有にあたっての標
準規格化された3文書(診療情報提供書および退院サマリー、健診結果報告書)、およびそれに含まれる6情報を普及
促進し、医療の質向上のために活用されていくこととされている。
• 「デジタル社会の実現に向けた重点計画」等において、院内掲示のデジタル化(ウェブサイトへの掲示)や、民間PHR
サービスの利活用の促進、書面についての電磁的方法での提供等を推進することが示されている。
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