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参考資料2_香取構成員提出資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35737.html
出典情報 国民・患者に対するかかりつけ医機能をはじめとする医療情報の提供等に関する検討会(第1回 10/13)《厚生労働省》
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医療提供体制(NHS)における診療所(GP、家庭医)の役割
「診療(療養の給付)」という視点で見ると、診療所(GP、家庭医)の守備範囲は、我が国で
考えられているよりもずっと狭い(←プライマリケアが具体的に意味するところとは?)
(そもそも、診療所(clinic)と病院(hospital)は異なる起源から別々に発展してきた存在。
診療所が発展して病床を持ち病院が形成された日本(診療所と病院が連続的に存在する)と
は決定的に異なる。)
GP・家庭医の役割の主力は予防・健康管理・ヘルスプロモーション。
一定レベルの専門診療(セカンダリケア)まで担っている日本の開業医の守備範囲とは大き
な違い。
(特にイギリスはその形。NHSという一元的健康保障システムがあるが故、ということか)
病院と診療所は意識の上でも実態的にも明確に役割が分かれている。病院は(community
serviceについてtrustが担うもの以外は)原則としてプライマリケアには関与しない。
日本のように地域の中小病院と開業医の間に機能重複がある国との対比では、むしろ病院と
診療所の間に「医療の不連続」が生じているような印象。
そもそも日本の中小民間病院のような規模・経営形態の病院は基本的に存在しない。hospital
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と言ったら(日本の感覚でいう)大病院のこと。