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入-3参考2入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》
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令和5年度特別調査の結果について(2)②
DPC/PDPSに係る令和5年度特別調査の結果報告について(令和5年9月6日入院・外来分科会資料抜粋)
5.調査結果
(2)短期滞在手術等の入院/入院外での実施状況について
② 入院外での実施割合が高い病院
<入院外で実施する場合の設備・体制>
〇 日帰り手術センターを設置しており、手術実施後は当該センター内の専用ベッドで経過観察している。
〇 入院、入院外を問わず、手術実施場所については、中央手術室で実施しており、中央手術室内に回復室を整備している。
〇 内視鏡センター内に「回復室」の設置がある。
〇 手術実施後は、外来ブースにおいて術後の経過観察を行っており、看護師も配置している。
<短期滞在手術等を実施する症例の特徴>
〇 手術施設のない近隣からの紹介患者が多い。
〇 近隣医院で実施できないような困難症例を紹介で受けている。
〇 全身状態が不良な症例や合併症のリスクが高い症例を中心に受け入れている。
<入院/入院外での実施を判断する際の方針や基準>
〇 手術の難易度や合併症のリスク評価を行ったうえで、患者・家族の希望を考慮した上で総合的に判断している。
〇 基本的に入院外での実施としており、年齢や全身状態等を考慮して一部の患者について入院での実施としている。
〇 遠方の在住等により有事の受診が困難な場合については入院で実施としている。
〇 社会背景や交通手段等の問題により手術実施後翌日の来院が困難な場合には入院で実施としている。
〇 新型コロナウイルス感染症の影響による病床制限や、一般病棟看護師の不足のため、結果として入院外での実施割合が増加した。
【医療機関からの聴取内容】
● 病床稼働率が高く、救急搬送による入院症例の病床を確保するため、外来や日帰りで実施可能な症例は日帰り手術センター
で診療する体制を整えた。いずれの手術も基本的に日帰りで実施し、リスクや通院等の社会状況を踏まえて必要に応じて入院
対応とすることとしている。
● 比較的ゆとりのある回復室を備えている。コロナの影響により外来に移行した部分も大きい。高齢者の場合は患者、家族が入
院を希望されることがある。

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