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09 参考資料 2-1 肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)ファクトシート[1.2MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》
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はワクチン含有血清型による中耳炎を 57%減尐している 15。一方、米国では 7
価コンジュゲートワクチンの導入後(2001-2004 年)に小児における肺炎球菌
性肺炎による入院が導入前(1997-1999 年)と比較して 65%減尐し、また 18-39
歳の成人においても 30%減尐している 16。
(3)医療経済効果
7 価コンジュゲートワクチン接種率を 100%、接種回数を 4 回とした場合、わ
が国におけるワクチン接種の総費用は 296 億円、ワクチン接種により削減され
る費用は、髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎でそれぞれ 34 億円、29 億円、14
億円、610 億円、総額 687 億円と計算されている 17。また、米国と同様の集団
免疫効果を期待した場合、肺炎による入院医療費削減は 5 年間で 613 億円と計
算されている 17 。
(4)その他に期待される効果
細菌性髄膜炎は生命に関るため、小児の初期診療において見逃せない疾患で
ある。発熱した児に対しては、潜在的に細菌性髄膜炎などの重症感染症への不
安があるため、医師においては抗菌剤の過剰投与につながり、患者家族におい
ては時間外救急受診へとつながる。7 価コンジュゲートワクチンと Hib ワクチ
ンが広く普及することにより、抗菌剤使用の削減、耐性菌の減尐、時間外救急
受診の減尐が期待される。
(5)各国の状況
各国の状況を図4に示す。
図4

7 価コンジュゲートワクチンの各国での使用状況

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製造販売会社資料

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