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費-1参考2○費用対効果評価専門組織からの意見について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182080_00013.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第62回 7/12)《厚生労働省》
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用語集

QOL 値
人々の健康状態 ( から得られる価値 ) を 0( 死亡 ) から 1( 完全な健康
状態 ) に基準化して、一次元で数値化したもの。ただし、「死ぬより
悪い」健康状態として負のスコアも取りうる。
QOL 値の測定方法には大別して、仮想的な ( あるいは本人の ) 健
康状態に対して、その状態の QOL 値を一般の人々を対象に質問す
る「直接法」( 基準的賭け (SG) 法、時間得失 (TTO) 法など ) と、QOL
質問票により得られた回答からスコアリングアルゴリズムを用いて
QOL 値を算出する「間接法」が存在する。なお、TTO と SG で測定
された値には,系統的な差が存在する可能性があるので留意が必要
である。
すべての患者報告アウトカム (Patient-reported outcome: PRO) や
QOL 尺度での測定値から費用効果分析で使用される QOL 値が算出
できるわけではないことに注意が必要である。費用効果分析で利用
できるのは、下記のように QALY を算出するために開発された選好
にもとづく (preference-based) 尺度で測定したもののみである。
現在のところ、日本でスコアリングアルゴリズムが開発されて
い る 尺 度 と し て は EQ-5D(EuroQol 5 dimension)、HUI(Health
Utilities Index) 等がある。

国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター(C2H)

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