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2020年03月30日(月)
[がん対策] がんゲノム医療中核拠点病院、12カ所を4月から指定 厚労省
- 厚生労働省は30日、静岡県立静岡がんセンターなど12医療機関を「がんゲノム医療中核拠点病院」として指定すると発表した。指定は、4月1日から2022年3月31日まで(p1参照)。 12医療機関は、3月4日から27日にかけて開催された同省の「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」で、指定することが適当と判断された。このうち、静岡県立静岡がんセンター以外の11カ所は、3月31日に指定期限を迎えるため、4月1日から・・・
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2020年03月19日(木)
[医療提供体制] 循環器病対策推進基本計画の骨子案を提示 厚労省
- 循環器病対策推進協議会が19日開かれ、厚生労働省は、国の第1期基本計画の骨子案を出した。循環器病の予防に必要な知識の啓発や、保健・医療・福祉サービスの提供体制の充実などを全体目標に据えて健康寿命の延伸を目指す内容(p7参照)。基本計画は少なくとも6年ごとに検討し、必要に応じて変更する(p9参照)。同省は数値目標で計画を進行管理する方針。 心不全や脳卒中といった循環器病対策の基本計画は夏ごろ閣議決・・・
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2020年02月19日(水)
[がん対策] 地域がん診療連携拠点病院29カ所を「特例型」に 厚労省検討会
- 厚生労働省の「がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会」は19日の会合で、指定要件を十分に満たしていない地域がん診療連携拠点病院(拠点病院)の29カ所を、4月1日付で「特例型」として位置付けることを決めた。これらの病院は、9月1日までに要件が未充足の状態なら、指定の取り消しも含めた検討の対象となる。一方、新たに33病院を、同じ医療圏で診療実績が最も多いなど一定の要件をクリアする「高度型」に分類することも・・・
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2020年02月03日(月)
[医療提供体制] 循環器病の症例レジストリ・データベースの構築を
- 「循環器病対策推進協議会」(会長=永井良三・自治医科大学学長)の第2回会合が3日に開かれた。厚生労働省による循環器病対策の現状説明や、学会や団体に対するヒアリングが行われ、循環器病の症例レジストリ・データベースの構築などに取り組む必要性が示された。 この日の会合で、厚労省は、「循環器病の患者に対する治療と仕事の両立支援モデル事業」(新規、2020年度予算案4,500万円)を取り上げた。循環器病の現状と課題・・・
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2020年01月29日(水)
[がん対策] がん患者の自殺防ぐ支援体制の構築で議論 厚労省検討会
- がん患者の自殺を防ぐため、専門的なケアにつなぐ体制をいかに構築していくべきか-。厚生労働省の「がんとの共生のあり方に関する検討会」で1月29日、こうした協議が始まった(p17~p32参照)。自殺の実態に関する国内外のデータから、診断されてからの時間の経過とそれに伴い患者が抱える課題に応じた支援が求められることを確認した。がん登録のデータ解析など、より詳細な実態調査も進められている(p36参照)。 同日・・・
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2020年01月29日(水)
[がん対策] 緩和ケアの実地調査の運用で協議 がんとの共生のあり方検討会
- 厚生労働省の「がんとの共生のあり方に関する検討会」は29日、がん診療連携拠点病院(拠点病院)などを対象に実施する緩和ケアの実地調査の運用について協議した(p6~p16参照)。調査は、拠点病院の指定要件に関する理解の促進や、緩和ケアの質の向上策の策定を目的とするもの。今後、がんの緩和ケアについて集中して検討する部会を設置して、調査に使うマニュアルなどの具体的な見直しを進め、全国的な実地調査の実施に移る・・・
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2020年01月17日(金)
[医療提供体制] 第1期循環器病対策基本計画、20年夏ごろまでに策定へ
- 厚生労働省は17日、「循環器病対策推進協議会」(会長=永井良三・自治医科大学長)の第1回会合で、2020年夏ごろまでに第1期循環器病対策基本計画を策定するスケジュール案を示した(p6参照)。 19年12月1日に施行された循環器病対策基本法では、政府が「循環器病対策推進協議会」を設置し、基本計画を策定することを明記。都道府県に対しても同じように基本計画を策定するよう求めている(p21参照)(p23参照)。・・・
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2020年01月15日(水)
[がん対策] 高齢者がん検診、「必要性・優先性について検討」 厚労省
- 厚生労働省は15日、「がん検診のあり方に関する検討会」(座長=大内憲明・東北大大学院医学系研究科客員教授)の会合で、議論の中間整理の骨子案を示した。高齢者については、「がん検診の必要性・優先性について検討していくことが望まれる」といった方向性を記載している。 骨子案では、▽がん検診の指針の見直しの方向性▽指針の見直しに応じたがん検診のあり方▽新たな検査項目の指針への導入を検討するに当たっての基本的な・・・
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2019年12月20日(金)
[がん対策] 全ゲノム解析、がん1.6万症例以上を先行的に実施へ 厚労省
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- 全ゲノム解析等実行計画について(12/20)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省大臣官房厚生科学課,健康局がん・疾病対策課,健康局難病対策課 カテゴリ: 医学・薬学
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2019年12月05日(木)
[がん対策] 保険適用のがん遺伝子パネル検査、昨年10月末までに805件
- 厚生労働省はこのほど、一度に多数の遺伝子を調べる「がん遺伝子パネル検査」(パネル検査)の実態把握調査の結果を、「がんゲノム医療推進コンソーシアム運営会議」に報告した。パネル検査が保険適用された2019年6月から10月末までに、62の医療機関が計805件のパネル検査を実施(p22参照)。その結果、治療に結び付いた患者が88人いたことが分かった(p23参照)。 厚労省は、がんゲノム医療中核拠点病院など167施設を・・・
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2019年12月03日(火)
[がん対策] ゲノム解析で検体収集、5年生存率低いがんなど重点に 厚労省
- 厚生労働省は3日、「がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会」で、これまでの議論の経緯を報告した。全ゲノム解析を進めるため、5年生存率が著しく低かったり、臨床的に難治性と位置付けられたりするがんの種類を重点的に検体収集する必要があると指摘(p10参照)。解析プロジェクトでは、まず国内のバイオバンクに保存されている既存検体を活用して「先行解析」を実施し、その後、その結果などを踏まえて「本格解析・・・
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2019年11月13日(水)
[がん対策] がん検診の利益と不利益、説明の重要性周知を 厚労省検討会
- 厚生労働省は13日、「がん検診のあり方に関する検討会」(座長=大内憲明・東北大名誉教授)の会合で、議論の中間整理の骨子案を示した。市町村や検診実施機関に対し、検診を行う際に、利益(メリット)と不利益(デメリット)の説明を行うことの重要性を周知することを推奨(p30参照)。対策型検診としての実施効果を高めていく観点から「受診を特に推奨する者について検討すること」としている(p31参照)。 骨子案で・・・
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2019年10月23日(水)
[がん対策] がん患者の就労支援で議論 厚労省検討会
- 厚生労働省健康局の「がんとの共生のあり方に関する検討会」は23日、がん治療を受けている患者の就労支援について議論し、中小企業で働く患者に対する支援の必要性を指摘する意見や、支援を後押しする報酬上の評価を求める意見などが交わされた(p28参照)。また、就労と治療の両立支援に積極的に取り組む国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)による研究報告では、「体力低下」を理由に就労の継続を断念している患者を・・・
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2019年10月15日(火)
[医療提供体制] アレルギーの被災者、避難所で「特段の配慮必要」 厚労省
- 厚生労働省は15日、都道府県に対し、避難所におけるアレルギー疾患の被災者への対応に関する事務連絡を出した。避難所では、多数の被災者に限られた種類の食材を一律に提供せざるを得ないことを説明。「被災者は、そこで長期にわたり生活することを余儀なくされるため、アレルギー疾患を有する場合、特段の配慮が必要」などとしている(p1参照)。 事務連絡では、避難所で医療に携わる保健師らにアレルギー児への対応を徹底・・・
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2019年09月19日(木)
[がん対策] がんゲノム拠点病院を初指定、がん研有明など34機関 厚労省
- 厚生労働省は19日、がん研究会有明病院や国立成育医療研究センター、神奈川県立がんセンターなど34医療機関を「がんゲノム医療拠点病院」として初めて指定した。これらの医療機関は、がんゲノム医療提供の拠点病院としての役割を担う。指定は2022年3月31日まで(p1参照)。 今回の指定は、5日に開催された「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」の議論を踏まえた措置(p1参照)。 遺伝子情報に基づいた・・・
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2019年09月13日(金)
[がん対策] がんゲノム医療中核拠点病院の選定・評価結果を公表 厚労省
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- がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会(選定結果及び評価結果)(第2回 9/13)、(議事概要)(第2回 9/5)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん・疾病対策課 カテゴリ: 保健・健康 医療提供体制
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2019年09月05日(木)
[がん対策] がんゲノム医療拠点病院、地域ごとの整備数を提示 厚労省
- 厚生労働省は5日の「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」に、新設される「がんゲノム医療拠点病院」(拠点病院)の地域ブロックごとの整備数を示した。厚労省は7つの地域ブロックのうち、拠点病院を関東・信越に10カ所以上、近畿に約5カ所、東海・北陸に約4カ所などを整備する方針で、9月中旬ごろに計約30カ所指定する(p5参照)。初回の指定期間は2022年3月31日まで。 5日の検討会で厚労省は、16年の「全・・・
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2019年07月24日(水)
[がん対策] 新設のがんゲノム医療拠点病院、指定申請の受付を開始 厚労省
- 厚生労働省は7月24日、「がんゲノム医療拠点病院」の新規指定申請について、都道府県などに通知した。がんゲノム医療拠点病院は、7月19日付けの整備指針の見直しで新設されたもので、今回が初めての指定申請の受付となる。指定を希望する病院は8月14日(水)までに申請書と添付書類を厚生労働大臣宛に提出する必要がある。指定時期は9月の予定で、指定期間は2022年3月末までの2年半(p1~p2参照)。 従来、がんゲノム医療提供・・・
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2019年07月08日(月)
[医療提供体制] 循環器病の診療情報の公的DB構築を提言 厚労省・検討会
- 厚生労働省の「非感染性疾患対策に資する循環器病の診療情報の活用の在り方に関する検討会」はこのほど、脳卒中や心血管疾患といった循環器病の診療情報を収集・管理・提供する「循環器病情報センター(仮称)」の設置などを提言した報告書を公表した。収集した診療情報を急性期の医療現場に提供したり、公衆衛生に活用したりすることを通じて、適切な医療の提供や、地域間の医療の平準化、医療の質の向上などにつなげることが狙・・・
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2019年06月26日(水)
[がん対策] がん診療連携拠点病院を指定、7月1日時点で393施設に 厚労省
- 厚生労働省は6月26日、がん診療連携拠点病院などの新規指定と指定期間の見直しを行った。都道府県がん診療連携拠点病院には、群馬大学医学部附属病院を指定。地域がん診療連携拠点病院では、兵庫県立柏原病院と柏原赤十字病院の統合で設立された、県立丹波医療センターを新規で指定した。指定期間は、都道府県がん診療連携拠点病院が19年7月1日から23年3月31日まで、地域がん診療連携拠点病院と地域がん診療病院は、19年7月1日か・・・
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2019年05月31日(金)
[医療機器] がん遺伝子パネル検査実施時の留意事項を通知 厚労省
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- 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について(5/31付 通知)、遺伝子パネル検査の保険適用に係る留意点について(5/31付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課、健康局 がん・疾病対策課、医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課など カテゴリ: 医薬品・医療機器
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2019年04月26日(金)
[健康] がん・脳卒中患者の仕事と治療の両立支援モデル事業の公募開始
- 厚生労働省は4月26日、2019年度がん患者及び脳卒中患者の仕事と治療の両立支援モデル事業の公募要項を公表した。がん診療連携拠点病院や脳卒中の急性期の診療を担う施設での患者の治療と仕事の両立支援促進を目指し、国が財政支援する。がん、脳卒中とも、モデル事業に選定された施設は、労働者健康安全機構が行う「両立支援コーディネーター」の養成研修を受講した相談支援員を専任で配置し、患者の個別状況に応じて立案した両・・・
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2019年04月25日(木)
[がん対策] がん研究10か年戦略は「概ね順調に進捗」 厚労省が中間評価
- 厚生労働省はこのほど、「がん研究10か年戦略」(2014年~23年)の中間評価結果をまとめた報告書を公表した。過去5年間のがん研究について報告書は、「解消されていない課題はあるものの、がん研究全体として概ね順調に進捗している」と評価。その上で、戦略の柱である、▽がんの本態解明に関する研究▽新たな標準治療を創るための研究▽ライフステージやがんの特性に着目した重点研究領域▽がんの予防法や早期発見手法に関する研究・・・
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2019年04月11日(木)
[がん対策] がん検診受診率向上にナッジ理論を活用 厚労省がガイドブック
- 厚生労働省はこのほど、「受診率向上施策ハンドブック 明日から使えるナッジ理論」を作成・公表した。市町村が行う、がん検診の受診勧奨に活用することが狙い。「ナッジ(nudge)」は、「ひじで軽く突く」という意味の英単語。「ナッジ理論」とは、対象者自身の選択の余地を残しながらも、行動に至るきっかけを提供することを通じて、より良い方向へと導く、行動経済学の手法。ハンドブックは、「ナッジ理論で伸ばす日本の健康・・・
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2019年03月26日(火)
[がん対策] 地域がん連携拠点病院、4月1日時点で392施設に 厚労省
- 厚生労働省は3月25日付けで、がん診療連携拠点病院の指定施設を決定した。2019年度から新設される「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」には、NTT東日本関東病院や慶応義塾大学病院など14施設を指定。そのほかの類型別施設数は、▽都道府県がん診療連携拠点病院/50施設▽地域がん診療連携拠点病院/325施設▽特定領域がん診療連携拠点病院/1施設▽地域がん診療病院/36施設▽国立がん研究センター/2施設-となった。指定日は19年・・・
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