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参考資料3_中釜座長提出資料 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》
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2. がん細胞の多様性の理解スプライシング異常によるがんの病態解明と新たな治療標的同定への展開
がんのスプライシング異常という先端的切り口から
新規治療標的の同定が可能に
スプライシングに対する
脆弱性の発見(RAS変異)

KRAS Q61K変異は
すぐ隣のG60変異を伴う
⚫ Q61K変異がG60変異と共存

スプライシング因子
の変異頻度(%)

スプライシング因⼦の遺伝⼦変異が
様々ながんで高頻度にみつかる

xx

スプライシング異常が
発がんに重要な役割

➡スプライシングから
保護され発がん作用を発揮
Q61K 発がん作用には
G60変異の共存が必須
Kobayashi Y, et al. Nature 2022

遺伝子変異

スプライシング異常

腫瘍細胞

協調

スプライス
異常
SRSF2変異

IDH2変異

白血病発症
⚫ 新しい発がん原理の発見
⚫ これまでにない視点から
画期的ながん治療標的を同定
Yoshimi A, et al. Nature 2019
Liu Z, Yoshimi A, et al.
Cancer Discov. 2020

スプライシング異常を標的にした
核酸医薬などのがん創薬に有用

異常蛋白

変異蛋白

MHC

エピゲノム
異常

スプライシング異常

がん抗原

がん抗原

がん細胞固有の
新しいがん抗原の産生

xx



スプライシング異常がエピゲノム異常と
協調して発がん誘導する機構を解明

MHC
腫瘍細胞






変異型RAS阻害核酸医薬
新規白血病治療標的に対する核酸医薬
がん抑制遺伝子を標的にした核酸医薬
新しいがん抗原を標的にしたがん免疫療法 など

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