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「急性期看護実態調査」結果 (1 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 「急性期看護実態調査」結果(5/31)《日本看護協会》
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News Release
報道関係者各位

公益社団法人 日本看護協会 広報部
2023 年 5 月 31 日

「急性期看護実態調査」 結果
入院料 1 算定病棟では、昼夜を問わず、
重症患者に集中的に看護ケアを提供
看護職員配置7対1の基準に対し、5.9 対 1(中央値)で配置
公益社団法人日本看護協会(会長・福井トシ子、会員数 76 万人)では、急性期一般入
院料1および 2 における看護業務に関する実態(各病棟の状況、患者の重症度、看護業務
量、看護職員配置など)を把握するため「急性期看護実態調査」を実施しました。
報道関係の皆さまには、調査の趣旨をご理解いただき、さまざまな機会にご紹介くださ
いますよう、お願い申し上げます。

調査結果のポイント
1.急性期一般入院料 1 算定病棟における患者像と看護業務・看護配置の実態
……5 ページ
●診療報酬では、急性期一般入院料 1 の病棟は、急性期医療を 図 1 急性期医療の体系
担う病棟のなかでも、急性期の患者割合(重症度、医療・看護必
(概念図)
要度該当患者割合)の基準値が「28%以上」(200 床以上、必要
度Ⅱの場合)と最も高く定められ、それに対応して看護職員配置 入院料 1
(対患者人数比)も「7 対 1 以上」と定められている(図 1 参照)。
28%
急性期の患者割合
●急性期一般入院料 1 の病棟の実態について、今回の「急性期看
(200 床以上、
護実態調査」により、次のことが明らかとなった(データはすべて中
24% 必要度Ⅱの場合)
央値、詳細は P5~P10 参照)。
21%

患者像

看護業務

看護配置
在棟状況

・重症度、医療・看護必要度該当患者割合が
34.7%と基準値よりも高い。
・ME 機器の使用割合が 12.6%
・患者が高齢化し、75 歳以上 45.0%、要介護・要
支援等 19.3%、認知症 5.3%
・転倒・転落リスクのある患者割合が 80.4%
・入院患者(予定入院と予定外入院)の 10.5%が
夜間入院
・ME 機器の管理や認知症、転倒・転落リスクのあ
る患者への対応に加えて、昼夜を問わずさまざ
まな看護業務を実施
・基準(7対1)に対し、5.9 対 1 の看護配置
・夜間は 9.9 対1看護配置
・平均在棟日数は 10.4 日
・病床稼働率は 87.3%
・回転率は 2.9

17%
14%

(入院料 1~6)

1
<リリースのお問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp