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【資料1】テクノロジー活用等による生産性向上の取組に係る効果検証について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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実証テーマ②
導入目的

主なオペレー
ションの変更

介護ロボットの活用:介護業務支援

主な実証結果

従来、パソコンやタブレットで行っていた記録業務をスマートフォンによる入力に変えることで、記録業務の効率化および
記録の質の向上を図る。また、職員間の連絡調整をスマートフォンのインカムのアプリケーションを通じて行うことで、職
員全体向けの案内や遠く離れたところの職員の呼び出し等の効率化を図る。
・日々、介護業務の合間や後にまとめてパソコンやタブレットで行っていた記録業務について、スマートフォンを持ち歩
き、ケアが終わった直後にタッチ入力(機器1)または音声入力(機器2)で行う。
・職員間の連絡調整についても、スマートフォンのインカム機能を活用して呼び出しを行う。
・削減できた記録・連絡調整等の時間については、利用者の自立支援や利用者とのコミュニケーションの時間に活用する。
➢ 機器の導入により、昼・夜ともに「記録・文書作成・
連絡調整等」の業務時間の効率化が図られた。

➢ 記録業務の質の向上については、いずれの項目におい
ても6~7割の職員が肯定的な回答であった。

職員タイムスタディ調査結果:記録・文書作成・連絡調整等のの変化※1※2

職員向け調査結果:記録業務の質の向上

事前 n=113, 事後① n=116, 事後② n=98

(分)

介護

介護

間 後





介護

※1:実証期間中、記録業務の主な手段をスマートフォンへ移行できた施設のみを集計。
※2:各5日間の自記式による業務量調査を実施。職員1人1日に占める業務時間を算出

主な実証結果

介護

➢ 削減された業務時間の活用先としては、「利用者との
コミュニケーション」が最も多く挙げられた。
職員向け調査結果:削減された業務時間の活用先※2
0%
利用者

20%

40%

60%

コミュニケーション

80%
69%

排泄介助・支援

68%

・文書作成・連絡調整等

68%

食事支援
移動・移乗・体位変換

※2:回答割合が高かった上位5項目のみ掲載

60%
52%

n=81

n=81
ヒアリング結果
• 記録時間を削減できた分を、洗濯物をたたむ、車椅子を使わずに
自力で時間をかけて移動する等、利用者さんがご自身でできるこ
とをやってもらう自立支援の時間に回すようにした。
• インカムについて、病院への付き添いの際に医師からの質問につ
いて担当職員へ詳細を確認したり、医師からの説明事項をすぐ連
携できた。
• 外国人職員も音声入力で記録することで、日本人職員による記録
の代行入力の手間が減った。

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