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入-4 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00182.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第1回 4/24)《厚生労働省》
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機能評価係数Ⅱの取得状況に着目した調査項目

(A)保険診療係数
<部位不明・詳細不明コードについて>
● コーディングに係る認識・確認不足
・部位不明・詳細不明コードの認識が薄い医師が登録した病名のままでコーディング
していた。
・担当者が DPC(ICD コーディング)の知識の習得ができていなかった。
・新型コロナウイルスの ICD コードをずっと B342 で提出していた。
● 患者背景・診療内容の影響
・詳細不明コードに該当する疾患の患者の入院の増加。(例:細菌検査を実施しても菌
の断定ができない老人の肺炎、尿路感染症)
・高齢者の「心不全」入院が比較的多く、DPC コーディングテキストで推奨されている
原疾患でのコーディングに結びつかない場合もある。
・当院の患者層は高齢者が多いため、判定の根拠となる詳細な検査を実施しない、ま
たは希望されない方が多くなっている。
・DPC 病名の詳細を把握するために、患者の身体的、経済的負担を強いることになる。
【ヒアリングでの聴取内容】
○ 部位不明・詳細不明コードのうち、廃用症候群(ICD-10:M6249、DPC:160650 コン
パートメント症候群)の使用割合が高くなっている。廃用症候群リハビリテーション
を行う症例が多く、廃用症候群のコーディングをせざるを得ない。脳梗塞等含むコー
ディングについては、定期的なコーディング委員会で分析、検討の対象としている。
<様式間の矛盾について>
・医事会計システムの EF ファイルの形式の理解をしていなかったため。
・データの質向上に取り組めていない。
・提出の際に十分な確認を行えていない。
<未コード化傷病名について>
・医療安全の観点から部位の取り間違え等を防止するため、カルテ上の左右の標記を
ひらがな標記にしていたが、電子カルテから医事側へのデータ変換に設定ミスがあ
り未コード化傷病名となってしまった。
・電子カルテに登録された病名コードをレセプト電算コードに変換するマスターの更
新漏れがあった。
・「COVID-19」の傷病名コードが通知される前に当院で作成した独自コードの病名をそ
のまま使用していた。
【ヒアリング概要】
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