よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021087.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第80回 2/25)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

モニタリング項目

グラフ

2 月 25 日 第 80 回モニタリング会議のコメント
状がある場合は、かかりつけ医、発熱相談センター又は診療・検査医療機関に電話相談し、特に、症状が重い
場合や、急変時には速やかに医療機関を受診する必要がある。
ウ)都は、発熱外来等に、無症状の濃厚接触者が検査・受診のために集中することを緩和するための臨時的な対
応として、自宅待機期間中の濃厚接触者に症状が現れた場合に、まずは自宅等で速やかに検査ができるよう、
抗原定性検査キットを配付している。



⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑥-1

⑥ 入院患者数

東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 255.3 件/日から 2 月 23 日時点で 239.9 件/日と、高い水準で
推移している(2 月 19 日に 264.1 件/日と、過去最多を更新)。特に、「整形外科」「脳神経外科」「要介護」など
のキーワードによる東京ルール適用件数が増加しており、軽症の件数も増加している。
【コメント】
ア)例年、冬期は緊急対応を要する脳卒中・心筋梗塞などの救急受診が多い。一般救急の増加により、一般病床
が満床になっていることに加え、新型コロナウイルス感染症の入院患者も増加しており、救急受入れの困難事
例が都内全域で多発している。都は、救急受入れを促進する新たな緊急対策を開始した。
イ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、過去に比べて大幅に延伸しており、
二次救急及び三次救急の受入れ体制がひっ迫している。

(1) 入院患者数は、前回の 4,154 人から、2 月 23 日時点で 4,172 人となった。
(2) 今週、新たに入院した患者は 2,598 人であった。
(3) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 166
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)新型コロナウイルス感染症のために確保した病床使用率は 55%を超えている。入院患者数及び重症患者数が

高い値で推移しており、現状の感染状況が長期化すれば、医療従事者への負担も長期化し、医療提供体制が危
機に直面する。
イ)一般病床の満床が継続していることに加え、医療従事者が陽性者又は濃厚接触者になることによるマンパワ
ー不足が常態化しており、救急医療機関は、救急患者の受入れが極めて困難な状況になっている。
ウ)都は、病床確保レベル 3(7,109 床)を各医療機関に要請しており、2 月 23 日時点での確保病床数は 6,599 床
である。救命救急センターでは、病床及び人員を新型コロナウイルス感染症の重症患者のために転用しており、
-7-