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参考資料2 薬害を学ぼう指導の手引き (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》
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なぜ薬害は起こったのだろう?〔テキスト p.5-6 上段〕

●学習のねらい
具体的な薬害を例として、なぜ薬害が起こったのか、そして国、製薬会社、医療従事者(医
療機関)/薬局がそれぞれどのような役割を果たすべきだったかを理解する。
薬害発生を受けて様々な制度が整備されてきたことを知る。

学習のポイント(p.6 上段右上)
point

国、製薬会社、医療従事者は何をすべきだったのか考えてみよう。
解答例
(国)
① 事前に薬の安全性を十分に審査すべきだった
② 販売された薬について、副作用などに関する情報をきちんと集めるべきだった
③ 外国でのその薬に関する副作用などに関する情報をきちんと把握すべきだった
④ 危険性がわかった時点ですぐに薬の販売をやめさせるべきだった
⑤ 危険性がわかった薬は製薬会社に言って回収させるべきだった


(製薬会社)
① 製造・販売する上で薬の安全性をきちんと確認すべきだった
② 製造から販売後に至るまで副作用などに関する情報をきちんと集めるべきだった
③ 集めた副作用などに関する情報を医療従事者(医療機関)/薬局や使用者に伝える
べきだった
④ 外国で危険と言われていた薬を「安全」と宣伝して売るべきでなかった
⑤ 危険性がわかった薬の販売をすぐに中止し、回収すべきだった
(医療従事者(医療機関)/薬局)
① 製薬会社から得た情報に加えて、他の様々な知見を踏まえて処方すべきだった
② 患者への薬の使用により、何らかの異常が判明した時点で、使用を止めさせて国や
製薬会社に報告すべきだった
指導上のポイント
具体的な薬害の事案の説明を読んで、関係者が具体的にどのような役割を果たせばよか
ったかを考えさせる。

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