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04【資料2】沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)を含む混合ワクチン等の接種スケジュールの前倒しについて (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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百日せきの「乳児の重症化予防」を目的とした対応案と
ワクチン評価小委員会における議論のまとめ
○ 百日せきの乳児の重症化予防を目的として、以下の6つの対応案が提示された。(第15回)
○ 「生後2ヶ月から接種開始」(③案)については、「技術的な観点から、定期接種化について特段
の懸念がない」とされ、基本方針部会への報告書が取りまとめられた。(第18回、第19回)
接種対象
① 5-7歳へ追加接種
(5回目)
② 11-12歳へ追加接種

使用可能な製剤
あり(DTaP)
ただし、追加接種の用法は11-12歳を想定

あり(DTaP)

(DT→DTaP)

安全性

費用対効果
追加費用が発生し、詳細な解析が必要

5歳を対象とした臨床試験データなし

(乳児1人の重症化(罹患)を防ぐためにかかる費用は
約5000万円※2)

治験を実施済み

(乳児1人の重症化(罹患)を防ぐためにかかる費用は
約400万円※2)

追加費用が発生し、詳細な解析が必要

小委員会において、生後2か月を対象に接種
③ 生後2か月から接種
開始

あり(DTaP-IPV)

した場合の有効性、安全性を確認(※1)
(※1)開発中の5種混合ワクチンの臨床試験において、対照
群として、DTaP-IPVワクチンを生後2か月に接種していたた

追加費用が発生せず、
費用対効果は良好

め、当該接種によるデータを確認(第18 回ワクチン小委員会)。

④ 生後2,3か月 /
1.5歳 / 5-7歳に接種
⑤ 妊婦へ追加接種
⑥ 妊婦の家族へ追加接



あり(DTaP-IPV)
ただし、用法でこのような接種は想定されていない

あり(DTaP)
禁忌ではないが、妊婦への安全性は確立していない。

あり(DTaP)

5歳を対象とした臨床試験データなし

追加費用が発生せず、
費用対効果は良好
追加費用が発生し、詳細な解析が必要

妊婦を対象とした臨床試験データなし

(乳児1人の重症化(罹患)を防ぐためにかかる費用は
約720万円※2)

11-13歳、20-65歳を対象の臨床試験データあり

(乳児1人の重症化(罹患)を防ぐためにかかる費用は
約2,700万円※2)

追加費用が発生し、詳細な解析が必要

(※2)乳児1人の重症化(罹患)を防ぐためにかかる費用として、上記の「費用」を「減少が期待される乳児の罹患者数」で除して算出されたものだが、ワクチン評価小委員会では、
「より正確な費用対効果の算出に基づいた検討が必要」とされている。

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