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資料3-10 押谷先生、鈴木先生、西浦先生、脇田座長提出資料 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第103回 10/20)《厚生労働省》
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ハザードの評価②疾患としての重症度
• 疾患としての重症度はオミクロン株になって一定程度低下したとされるが、重症
化率・致死率などの指標によって観察される重症度は見かけの重症度(Realized
severity)であって、株の持つ固有の重症度(Intrinsic severity)とは必ずしも一
致しない。それは、見かけの重症度は治療の有無や免疫状況によっても大きく変
動し得ることによる。
• オミクロン株になってみかけの重症度が大きく低下しているのは、多くの人がワ
クチンや自然感染によって免疫を獲得したことも大きく寄与していると考えられ
る。WHOが南アフリカの入院例で解析したデータではデルタ株と比較し、オミ
クロン株(BA.1)の入院後死亡率が0.62倍であったことが報告されている1)。ま
た、香港ではBA.2主体の流行で非常に多くの死亡が報告されており2)、免疫状況
によってはオミクロン株でも多くの被害が起こる可能性はある。
1) https://www.who.int/publications/i/item/9789240051829
2) MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022 Apr 15;71(15):545-548.

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