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04【資料2】オミクロン株対応2価ワクチンの接種間隔短縮について(令和4年度第11回薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会資料) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28621.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第39回 10/20)《厚生労働省》
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・ 治験薬接種1カ月後までに認められた非特定有害事象(治験薬接種後7日間にお
ける特定有害事象を除く)及び副反応は、1価(起源)ワクチン 30 μg 群で 3.7%
(12/325 例)及び 1.5%(5/325 例)、1価(オミクロン BA.1)ワクチン 30 μg 群
で 5.7%(18/315 例)及び 3.2%(10/315 例)であった。いずれかの群で2例以上
に認められた有害事象は、リンパ節症(1価(起源)ワクチン 0.9%(3/305 例)、
1価(オミクロン BA.1)ワクチン 0.3%(1/302 例))、胸痛(1価(起源)ワクチ
ン 0%(0/305 例)、1価(オミクロン BA.1)ワクチン 0.6%(2/302 例))の他、特
定有害事象として規定された事象であり、これらの事象のほとんどが治験薬との因
果関係ありと判断された。
・ データカットオフ日(2022 年3月 11 日)までに認められた重篤な有害事象は、
2例(1価(起源)ワクチン 30 μg 群の体液貯留1例、1価(オミクロン BA.1)
ワクチン 30 μg 群の片頭痛1例)であったが、いずれも治験薬との因果関係は否
定された。
・ 全体として、これまでに1価(起源)ワクチンで確認されている安全性プロファ
イルと同様であり、1回目の追加接種から接種間隔を3~6カ月経過後に2回目の
追加接種をしたときの安全性について、重大な懸念は認められていないと考える。



米国で緊急使用許可を得ている3ワクチンを用いて行われた臨床試験において、最
低 12 週間隔で1価(起源)ワクチンの 3 回目接種が行われ、安全性に関する懸念は
確認されなかったと報告されている。(N Engl J Med 2022; 386: 1046-57)
【臨床試験概要】
・ 初回免疫としてファイザー社、モデルナ社、ヤンセン社のワクチン(1価(起源)
ワクチン)を接種した者に対し、それぞれ追加免疫として最低 12 週間隔でファイ
ザー社、モデルナ社、ヤンセン社のワクチン(1価(起源)ワクチン)を規定量接
種した際の抗体価、副反応の発現状況を検討した。
(抗体価の結果については省略)

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