よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料3】強度行動障害児者の実態把握等に関する調査 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28272.html
出典情報 強度行動障害を有する者の地域支援体制に関する検討会(第1回 10/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

事業所ヒアリング結果

支援が困難なケース事例まとめ(一部抜粋)

以下のいずれかを満たす事業所を、委員の推薦を基に選定
・「強度行動障害支援者養成研修」を修了しており、重度障害者支援加算を算定している事業所や行動援護事業所
・地域生活の継続が困難になる顕著な「支援の困難さ」のある事例が、過去または現在にある事業所(例:激しい自傷他害行為

がある、異食がある、夜間ずっと目が離せないなど)
・現在は通所のため、完全に個別で送迎。当該利用者の混乱をできる限

・食べているとき、飲んでいるとき以外は常に大声が出る。利用時間は

り防ぐために、乗り込む際に職員間での引継ぎの話はせず、また、8 名

毎回2時間ほどだが、その間は常に見守りが必要な状態。(大声)

乗りのワンボックス車に運転手1名と当該利用者1名のみが乗るように
している。(他害行為および破壊行為)
・日中活動から就寝までマンツーマン対応を要し、興奮してしまうと男

性職員2名での支援が必要になるが、cさん入居のグループホームは入
居者4名に対し男性職員2名の配置であるため、職員2名共にcさんの
対応に入ると他の入居者への対応が難しい。(他害、激しい物損)
・自分のペースをとても大切にしている。食事の際にフォークを持って
から食事を始めるまでに2時間ほどかかるが、職員が急かすとパニック
を起こしてしまう。就寝が深夜2 時を過ぎることもあるが、就寝時間ま

で、職員によるマンツーマンの対応を要する。(行動停止)
・泣くことについては毎日、他害や自傷は月に1回ほどあり、休日の午
前中や平日の夕方に起こることが多く、それらの行動が出ると1~2時
間は見守りをしている。(泣く、他害、もの投げ、自傷)

・行動として飛び出しがある。毎回飛び出しがあるため、安全面から必
ずヘルパー2人体制で支援にあたる。(突発的な行動)
・外出時、踏切から線路を走ってホームに向かう、送迎バス乗車中に突

然立ち上がり運転席のサイドブレーキを引こうとする、送迎バス下車時
に他のバスに乗り込もうとする。(突発的な行動)
・自傷として激しい頭突き、他害として誰に対しても引っかく、殴る、
ける、髪を引っ張る、他の入所者の食事をひっくり返すといった行為。
不潔行為としては便練り、放尿・放便、肛門つつきなど。昼夜逆転も多
い。マンツーマンか、場合により支援員2名以上で24 時間対応が必要。

特に便の掃除などは負担が大きく、過去には退職してしまった職員がい
た。(自傷、他害、不適切な行動、不潔行為)
・行動として、自傷、他害、破壊行為、トイレでないところでの排便・
排尿、他入所者のものの盗食、大声、パニック時の奇声、脱衣行為、他

・頻度は月1~3回で夕方に起こることが多く、その都度、職員数名で

入所者の服を脱がすなどがある。昼夜逆転の生活をしている。行動が日

1~2時間かけて対応、見守り、片付けを行う。遊びが終わったらその

中夜間問わず頻発するため、寝ている時間以外、ほとんど支援員がそば

遊びの媒体を壊して終わることを学習してしまっている。例えば、タブ

についている。

レットで動画を見終わると、毎回タブレットを壊してしまう。(大声、
もの壊し、他害、自傷)

13