よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料 薬害を学ぼう「指導の手引き」 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



解答例を導き出すためのテキスト中の記述は以下のとおり。
国② 薬②

p.5 上段

国③ 薬③

キノホルム製剤によるスモンの発生
■「キノホルム」は、1900年頃にスイスで傷薬として・・
(中略)当初は伝染病
が疑われ、原因究明が遅れたため、1万人を超える人が被害にあったと言われてい
ます。
■当時、世界各国でキノホルムの危険性に関する警告がなされていましたが、製薬
会社は「安全な整腸薬」として販売し、医師はそれを疑うことなく患者に処方し、
国も安全性の審査が十分になされず、未曾有の被害を起こしてしまったのです。
薬①③④

医①、②

国①

国① 薬①④

p.6 上段
サリドマイドによる胎児の障害
■「サリドマイド」は1960年前後に睡眠薬や胃腸薬として販売された薬です。
はじめは西ドイツで販売され、日本でも「妊婦や小児が安心して飲める安全無害な
薬」をキャッチフレーズに販売されました。
■ところが、・・・・(中略)これに気づいた西ドイツの医師がサリドマイドの危険
性を警告し、欧州各地ではすぐに薬の販売中止と回収が行われました。しかし、日
本で薬の販売中止が発表されたのは警告後10か月も経った後となり、被害が拡大
したのです。
国③ 薬②③

国④⑤ 薬⑤
point


どのような制度ができたのか調べてみよう。
解答例
・薬の安全性を確保するための法律改正
・被害を受けた人を救済する制度の創設
・薬が胎児に及ぼす影響の確認(動物実験)の義務づけ
・副作用の発生を監視する制度の創設

指導上のポイント
薬害の発生を機に、関係者が果たすべき役割を徹底し、薬の安全性を確保するための
様々な制度が設けられてきたことを理解させる。
- 12 -