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資料2-2 インタビュー映像研究班の研究と「当事者実践」の展示 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》
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証⾔映像分析と当事者経験の展⽰
• 以上のように、端的にいえば、「薬害とは何か」はこれまで4つの
形で論じられてきたものであり、何らかの専⾨家(医師・法律家・
社会科学者)の⾔説をもとにした展⽰だけでは、薬害の展⽰として
は不⼗分であるということ。
• すなわち、専⾨家や映像作家などが「薬害とはこういうものであ
る」という思考を基に編成したものではなく、当事者⾃⾝による当
事者としての経験を基に編成したものが必要であると考えられる
(繰り返しになるが「⼀般性」と「個別性」の相互補完性)

• 「空間的な社会的連帯」を実現するための⽅法(試験的)
• ①当事者が主体的に制作に関与する映像制作
• ②「市⺠としての薬害被害者(当事者)」画像制作

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薬害をめぐる映像の展⽰に向けて
• 新たな証⾔映像の展⽰のために必要なこと
• 従来蓄積されてきた証⾔映像は⻑時間のものも多く、(1)記録的価値の観点から
すると適切だが、(2)展⽰的価値からすると必ずしも適切ではない。
• すなわち、「空間的な社会的連帯」を形作るのに、必ずしも適切な⻑さや構成に
なっていない。
• そこで、当事者の経験とその観点を基に編成した、聞き⼿(視聴者)に連帯を喚
起するような短い映像(短動画)や「市⺠としての被害者」の肖像を制作し、そ
れらを展⽰することで、これまで蓄積されてきた証⾔映像に導く形で展⽰を⾏う
必要がある。


• ①デジタルストーリーテリング(DST)という⽅法の試験的活⽤
• 2020年度末から2021年度にかけて試験的に制作

• ②ポートレート(肖像)展⽰の試験的活⽤
• 2021年度後半から試験的に開始:当事者のポートレート制作
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