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2022年第36週(9月5日~9月11日; 9月13日現在)掲載日:2022年9月20日 (2 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第36週(9月5日-9月11日、9月13日現在)(9/20)《国立感染症研究所》
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第 32~36週は減少した。新規に届出された診断時重症の症例も、第 32~36週は減少した。遅れ報
告を考慮し、9月6日現在の第35週の値と比較しても、中等症以上および重症の症例はともに減少で
あった。直近の週では、レベルとしては、中等症以上は 900 例弱、重症の症例は400 例弱であった。な
お、年齢群別では、中等症以上・重症の症例ともに、15~19歳以外の症例で微減~減少した。また、中
等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第6波のピークレベルを下回っている。
入院中の入院者数・重症患者数においては、第 32~34週は高止まりであったが、第 35、36週は減少し
た。新規症例の発生から長いタイムラグが想定される死亡者数においては、第 26週から増加傾向であ
ったが、第 36週も減少した。NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane
Oxygenation(ECMO)・人工呼吸器装着の開始数においては、いずれも低いレベルで推移しており、
直近の週は、人工呼吸器・ECMO の開始数は共に微減~減少した。
直近の週の年齢群別新規症例報告数のレベル(各年代の人口 10 万対新規症例報告数)は、人口 10 万
対186~1073人であった。人口当たり新規症例報告数としては、第 36週は、前週と同様に、70 代が
最も低く、5~9 歳が最多であった。直近の週では、前週と同様に、人口 10 万対新規症例報告数の上
位 3 位は、5~9 歳、0~4 歳、10~14歳、であった。なお、新規症例報告数が最も多い年代は、40 代
であった。
前週比としては、第32週は0.87、第33 週は 1.09、第 34 週は0.79、第 35 週は0.68、第 36週
は0.72であった。年代ごとの前週比は、第 36週は中央値:0.71、範囲:0.65〜0.86 倍であった。ま
た、直近の週は過小評価される傾向があり、9 月 6 日現在の第 36週の値と 9月 6日現在の第 35週
の値と比較すると、中央値:0.74、範囲:0.68〜0.88倍であった(全ての年齢群で減少)。
小児の傾向としては、0~4 歳、5~9 歳、10~14 歳(0~14 歳は、報告された全症例の24%)の人
口 10 万対新規症例報告数はそれぞれ888、1,073、811であった。第 36週は 15~19 歳(全症例の
6.5%、人口 10 万対新規症例報告数は663)は、前週と同様に、0~14 歳を下回った。直近の週の遅
れを考慮した前週比は、14 歳以下では0.79~0.88で、15~19歳では0.86であった。
遅れ報告を考慮した、人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第34週は、0~4歳以外の年齢
群で減少し(-69から-470 人)、10~14 歳、15~19 歳、20 代、30 代、40 代では人口10 万対20
0人強の減少を認めた。第35週は、全ての年齢群で人口 10 万対新規症例報告数が 100 人以上減少
し(-125から-493人)、50 代以下の年齢群では、人口10 万対200人強の減少を認めた。第36週は、
70代以外の年齢群で人口 10 万対新規症例報告数が 100 人以上の減少(-100から-257人)を認め
た。
地域別:遅れ報告を考慮した、HER-SYS・自治体公表の前週比においては、第32週は北海道、東北、
中国、四国で1を上回ったが(いずれも 1.3 未満)、関東、東海、近畿、沖縄県では 1 を下回った。 第33
週は全ての地域で1を上回った(いずれも 1.5未満)が、第34週は全ての地域で1を下回った。第 35、
36週も、全ての地域で 1 を下回った。
第36週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、HER-SYS・自治体公開情報ともに、全ての
地域で700人を下回っている。一方、HER-SYS ベースと自治体公開情報ベースの流行曲線は、複数
の地域で第 6 波のピークを依然として上回っている。全症例の48~50%を関東と近畿が占めている。
関東は、第 32 週は32~34%、第 33週は29~30%、第 34週は28~29%、第 35 週は 28~
29%、第36週は30~31%であった。近畿は、第 28~32週は 19~20%で、第 33~36週は 18~
19%であった。
遅れ報告を考慮した、人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第34週では、全ての地域で人
口 10 万対40人強の減少であった。第35週では、全ての地域で人口 10 万対70人強の減少であり、
北海道以外では、180 人強の減少であった。第36週では、全ての地域で人口 10 万対100人強の減少
であり、中国、四国、九州では200人強の減少、沖縄県では350 人強の減少であった。
地域別の新規に届出された診断時中等症以上および重症であった症例においては、第34週には、中等
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