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資 料2-1   血液製剤に関する医療機関からの感染症報告事例等について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27906.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第2回 9/14)《厚生労働省》
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PMDA提出資料より血液対策課作成

感染症報告事例一覧

日赤番号

識別番号

PDI-3-22AA-22000005
00014

報告受領日

販売名(一般名)

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
2022/4/26
線照射))

患者 年
性別 代



原疾患(簡略
名)

90 消化器腫瘍

感染症名

細菌感染

投与年月

22/04

投与前検査(年月)

投与後検査(年月)

1本目輸血開始1時間50分後 1本目輸血終了。BT 38.0℃、BP 149/64 mmHg、HR 110 /min、SpO2 97%。
その後、解熱せず頭痛も出現。
1本目輸血終了10分後 2本目輸血開始。
2本目輸血開始2時間後 2本目輸血終了。
2本目輸血終了5時間42分後 BT 38.9℃、BP 176/86 mmHg、HR 100 /min、SpO2 97%。
1本目輸血開始2時間13分前 BT 夜間、血液培養検査実施。
36.4℃、BP 153/75 mmHg、HR
89 /min、SpO2 95%。
輸血翌日 BT 39.2℃、BP 107/84 mmHg、HR 94 /min、SpO2 97%。
タゾバクタム/ピペラシリン水和物投与開始。
輸血日実施の患者血液培養検査よりBacillus cereus を同定。

日赤投与前
検査
(年月)

日赤投与後
検査
(年月)

受血者個別
NAT

献血者個別NAT

併用血液製
剤等

備考

国内輸血用血液製剤

重篤性(担
供血者再献 同一供血者製剤 同一供血者製剤
重篤性(企
当医の見

確保
使用
業の見解)
解)

転帰

同一採血番号の
血漿(2本)にて無
菌試験を実施し、
適合。

-

-

-

被疑薬:採血9日目の照射赤血球液-LR(2本)

-

2本の原料血漿を
製造。全て確保 済み。

非重篤

重篤

軽快

当該輸血用血液
の残余にて細菌
培養試験及びエ
ンドトキシン試験
を実施。
細菌培養試験:陰
性。
エンドトキシン試
験:基準値以下。

-

-

-

被疑薬:採血6日目の照射赤血球液-LR(1本)

-

1本の原料血漿を
製造。確保済み。

重篤

重篤

軽快

輸血3日後 BT 36.8℃、BP 131/51 mmHg、HR 75 /min、SpO2 98%。
夜より解熱。

輸血開始1時間23分後 BT 37.6℃、BP 163/116、PR 119/min、SpO2 96%。
輸血開始1時間31分後 輸血中止。
悪寒・戦慄あり。血圧低下なし。SpO2低下なし。
輸血開始1時間43分後 BT 38.7℃。血液培養検査実施。
輸血開始2時間43分後 タゾバクタム/ピペラシリン水和物投与開始。
輸血開始2時間53分後 BT 39.5℃、PR 115/min。
輸血開始6時間13分後 BT 38.5℃、BP 87/62、PR 124/min、SpO2 93%。

PDI-3-22AA-22000008
00016

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
2022/5/31
線照射))



70 消化器腫瘍

敗血症

22/05

輸血開始47分前 BT 36.3℃、BP
118/67、PR 80/min、SpO2
輸血翌日 BT 37.6℃、BP 100/64、PR 82/min、SpO2 98%。
94%。

輸血2日後 解熱確認。BT 36.6℃、BP 94/58、PR 76/min、SpO2 97%。
輸血3日後 BT 36.4℃、BP 100/62、PR 63/min、SpO2 97%。
輸血日実施の患者血液培養検査よりグラム陰性桿菌を検出。
輸血4日後 BT 36.7℃、BP 102/62、PR 70/min、SpO2 99%。
輸血日実施の患者血液培養検査より大腸菌、Klebsiella penumoniae を同定。

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