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資 料2-1   血液製剤に関する医療機関からの感染症報告事例等について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27906.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第2回 9/14)《厚生労働省》
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PMDA提出資料より血液対策課作成

感染症報告事例一覧

日赤番号

識別番号

報告受領日

販売名(一般名)

患者 年
性別 代

原疾患(簡略
名)

感染症名

投与年月

投与前検査(年月)

投与後検査(年月)

日赤投与前
検査
(年月)

日赤投与後
検査
(年月)

受血者個別
NAT

献血者個別NAT

併用血液製
剤等

備考

国内輸血用血液製剤

重篤性(担
供血者再献 同一供血者製剤 同一供血者製剤
重篤性(企
当医の見

確保
使用
業の見解)
解)

転帰

輸血によるHBV感染報告例(疑い例を含む)
献血者の個別NATが陽性の事例
該当例なし
輸血後の抗体検査等で陽性であった事例

PDI-3-22AA-22000001
00011

PDI-3-22AA-22000006
00015

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
2022/4/12
線照射))

2022/5/17

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
線照射))





腎・泌尿器系
疾患
腎・泌尿器系
70
B型肝炎
疾患
その他の疾患
消化器疾患

50 生殖器腫瘍

B型肝炎

HBsAg(+)
(22/04)
22/02

HBsAg(-)
(21/04)

HBV-DNA(+)
(22/04)

(検体なし)

HBV-DNA(+)、HBsAg
(+)、HBsAb(+)、HBcAb
陽性(輸血後)
(+)
(22/04)

HBV-DNA(-)、
HBsAg(-)、
HBsAb(-)、
HBcAb(-)
(20/12)

HBV-DNA(+)、HBsAg
(+)、HBsAb(-)、HBcAb 陰性(輸血前)
(+)
陽性(輸血後)
(22/05)

2名の個別NATは
HBV-DNA(-)

-

2/2
2本の原料血漿を
(HBV関連 製造。全て確保 検査陰性) 済み。

-

重篤

重篤

未回復

原料血漿は使用
3/3
1本の原料血漿、 済み。新鮮凍結
(HBV関連 2本の新鮮凍結血 血漿-LRは全て 非重篤
検査陰性) 漿-LRを製造。
医療機関へ供給
済み。

重篤

未回復

原料血漿は全て
使用済み。濃厚
血小板-LR、新
非重篤
鮮凍結血漿-LR
は全て医療機関
に供給済み。

重篤

回復

重篤

回復
回復

HBsAb(+)、HBcAb(+)
(22/04)

HBsAg(-)
(20/11)

HBV-DNA(+)、HBsAg(+)、HBsAb(-)、HBcAb(+)、IgM-HBcAb(+)、HBeAg(+)、HBeAb(+)
(22/04)

HBsAb(-)、HBcAb(-)
(20/12)

HBV-DNA(+)、HBsAg(+)、HBeAg(+)、HBeAb(+)
(22/05)

20/12

3名の個別NATは
HBV-DNA(-)

輸血によるHEV感染報告例(疑い例を含む)
献血者の個別NATが陽性の事例
該当例なし
輸血後の抗体検査等で陽性であった事例

輸血期間中
HEV-RNA(-)、HEV-IgAAb(-)、HEV-IgM-Ab
(-)、HEV-IgG-Ab(-)
(20/04)

PDI-3-22AA-22000004
00013

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
線照射))
2022/4/22

照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液
(放射線照射))

60 血液腫瘍

E型肝炎

20/02-20/09 -

HEV-RNA(+)
(22/04)

HEV-RNA(-)、HEV-IgAAb(-)、HEV-IgM-Ab
(-)、HEV-IgG-Ab(-)
(20/09)
(検体なし)

陽性(輸血後)

26名の保管検体の
個別NATは全て
HEV-RNA(-)、6名 の個別NATは全て
HEV-RNA(-)

-

-

輸血後
HEV-RNA(+)、HEV-IgAAb(+)、HEV-IgM-Ab
(+)、HEV-IgG-Ab(+)
(22/04)

26本の原料血
24/32
漿、10本の濃厚
(HEV関連 血小板-LR、3本
検査陰性) の新鮮凍結血漿LRを製造。

HEV-RNA(+)、HEV-IgAAb(+)、HEV-IgM-Ab
(+)、HEV-IgG-Ab(+)
(22/04)

細菌等感染報告例(疑い例を含む)

輸血開始40分後 悪寒戦慄、呼吸苦訴えあり。SpO2 90~97%。変動あり。BT 37℃、HR 80 /min台。ヒドロコルチゾン 100 mg投与。
輸血開始45分後 BT 37.0℃、BP 154/81 mmHg、HR 87 /min、SpO2 97%(O2 2 L/min)。
輸血中止。
輸血開始1時間35分後 BT 39.7℃、BP 110/60 mmHg、HR 108 /min、SpO2 99%(O2 2 L/min)。
輸血開始2時間49分後 BT 40.5℃。ロキソプロフェンナトリウム 1錠内服。
血液培養検査実施。
輸血開始6時間10分後 BT 37.8℃、BP 66/43 mmHg、HR 85 /min。
輸血開始6時間30分後 BP 74/44 mmHg。輸液負荷とノルアドレナリン投与開始するも血圧上昇せず、メロペネム 1 g投与。
輸血翌日 BT 36.2℃、BP 60/36 mmHg、HR 97 /min。
血圧上昇せず意識障害出現。持続的血液濾過透析、エンドトキシン吸着開始。ノルアドレナリン、合成バソプレシン投与開始。メロペ
ネム 3 g/日投与続行。
人工呼吸管理開始。
SpO2 63~100%(人工呼吸管理)。

PDI-3-22AA-21000055
00008

2022/3/10

照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液
(放射線照射))



50

血液腫瘍

大腸菌感染
エンドトキシ 22/03
ンショック

輸血前 BT 36.3℃、BP 142/78
mmHg、HR 79 /min、SpO2
98%。

輸血2日後 BT 37.0℃、BP 98/54 mmHg、HR 104 /min。
SpO2 24~95%(人工呼吸器管理)。
輸血日実施の患者血液培養検査より、Escherichia coli を同定。
輸血3日後 BP 125/78 mmHg、HR 96 /min。
輸血4日後 BT 37.1℃、BP 134/89 mmHg、HR 90 /min。
SpO2 94~98%(人工呼吸器管理)。

当該輸血用血液
の残余にて細菌
培養試験、エンド
トキシン試験を実
施。
細菌培養試験:
Escherichia coli を
同定
エンドトキシン試
験:2000 pg/mL以


-

被疑薬:採血4日目の照射濃厚血小板-LR(1本)
患者及び当該輸血用血液の残余より検出された2つの菌株の遺伝子型試験:両者に差異を認めず。

-

1本の原料血漿を
製造。確保済み。

重篤

輸血5日後 抜管され自発呼吸できるようになった。意識あり。
BT 36.2℃、BP 109/67 mmHg、HR 74 /min、SpO2 74%(O2 3 L/min)。
輸血6日後 BT 36.4℃、BP 106/66 mmHg、HR 77 /min。
SpO2 93~100%(O2 4 L/min)。
輸血16日後 透析終了。
輸血38日後 回復。
医療機関にて実施した輸血セットルート内残血培養検査より、グラム陰性桿菌検出。その後、Escherichia coli を同定。

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