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2022年度(令和4年度)診療報酬改定の影響等に関するアンケート結果について-回復期・働き方改革関連等- (6 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r4/
出典情報 2022年度(令和4年度)診療報酬改定の影響等に関するアンケート結果(8/5)《福祉医療機構》
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2022-003

し、3 要件のうちいずれかを満たすことで所定

と「自院から」でも点数に差がつけられた。自院

点数を算定できる。2022 年 10 月 1 日以降、

からの場合はいずれも点数が下がった。同加算

90.0%の病院がいずれかの要件を満たす予定と

の算定状況は、地ケア全体で 65.4%に算定実績

答えた。「満たす予定」と答えた病院において、

があり、地ケア 1 および 200 床以上の地ケア 2

3 要件すべてを満たす割合は 22.2%である(図

では 7 割を超えるが、200 床未満の地ケア 2 で

表 10)。これに対して、いずれか 1 つのみを満

は 47.5%にとどまった(図表 11)
。地ケア 2 に

たす病院は 48.1%と多くを占めているが、引き

ついて、200 床以上と未満で割合に差がついた

続き、療養病床において地ケア入院料の届出を

が、平均病床数を確認すると 320.2 床と 115.6

行う場合は、今改定で示された要件が、医療政

床と大きく異なることから、病床規模が大きい

策上求められる在り方であることを認識し、将

ことで複数の病棟を有することができ、自院内

来的にすべてが要件化される可能性にも備える

での転棟による算定実績が高いのではないかと

必要があると考えられる。

考えられる。

(図表 10)療養病床において地域包括ケア
病棟入院料の届出を行う病院の 2022 年 10
月 1 日以降の予定(いずれかの要件を満た
す病院の内訳)

(図表 11)急性期患者支援病床初期加算の
算定状況

③のみを満たす

地ケア全体(n=208)

25.9%

①~③すべてを満たす

算定実績なし

65.4%

34.6%

22.2%

①のみを満たす

18.5%

①・②を満たす

14.8%

②・③を満たす

7.4%

③・①を満たす

7.4%

②のみを満たす

算定実績あり

3.7%

地ケア1(n=133)

70.7%

29.3%

地ケア2_200床以上(n=32)

71.9%

28.1%

地ケア2_200床未満(n=40)

n=27

47.5%

52.5%

【3要件】

また、算定実績のある病院のうち 97.1%が

①自宅等からの入院患者の受入れが6割以上
②自宅等からの緊急の入院患者が前3月で30人以上
③救急医療を行うにつき必要な体制が整備された保険医療機関

2021 年度中にも算定実績があった。2021 年 4
月と 2022 年 4 月の両方で算定実績のある病院
における「自院等の一般病棟から転棟した割合」

1.6

急性期患者支援病床初期加算の算定

の変化は、地ケア全体では「横ばい」が 76.5%

状況

ともっとも高く、次いで「低下」が 17.4%と続

65.4%が届出。2021 年 4 月と比べた自院等か
ら転棟した割合は「横ばい」が 76.5%、
「低下」
が 17.4%

く(図表 12)。地ケア 1・2 においても、おおむ
ね同様の傾向だが、200 床以上の地ケア 2 にお
いて「低下」が 26.1%と若干高い。
「自院の一般
病棟から転棟した患者割合が 6 割未満」の対象

急性期患者支援病床初期加算は、改定前まで、
他院または自院の一般病棟から転院または転棟

が 200 床以上まで拡大した影響により、200 床

した場合、14 日を限度に一律 150 点が算定でき

以上の地ケア 2 における「低下」の割合が高く

た。しかし、改定後は、
「400 床以上」と「400

なったと考えられる。

床未満」で点数が分けられ、さらに「他院から」

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