よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27303.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第34回 8/8)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2.本日の論点:【1】「オミクロン株対応ワクチン」の接種について

第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン
分科会(令和4年7月22日)資料

2022年秋以降における「オミクロン株対応ワクチン」による予防接種について
まとめ



わが国では人口の約8割が初回接種を、約6割が追加接種の1回目(3回目接種)を行っており、追加接種の1回目(3回目接
種)は昨年12月1日(18歳未満は本年3月25日)より開始しており、現在も引き続き3回目の接種を推進している。
4回目接種については、本年5月25日より開始され、60歳以上の約3割が接種を行ったところである。



英国、カナダ、フランスにおいて、2022年秋冬の追加接種として、重症化リスクの高い者を中心に接種が検討されているが、使用
するワクチン等、具体はまだ決まっていない。



米国FDAは、製造販売業者に対して、オミクロン株(BA.4/5)の成分を含む2価の追加接種用ワクチンを開発するよう、COVID19ワクチンを改良することを検討するよう勧告した。これにより、改良されたワクチンが、2022年秋の初めから中頃に利用できるよ
うになる可能性があるとしている。

事務局案


3回目接種開始から一定の期間が経過することを踏まえ、現時点における、開発中の「オミクロン株対応ワクチン」の情報や諸外国
の動向等を踏まえ、2022年秋以降、初回接種を終了した者を対象に「オミクロン株対応ワクチン」による追加接種を実施することを想
定した準備を開始してはどうか。



現在示されている「オミクロン株対応ワクチン」の有効性に係るデータは中和抗体価の上昇のみであるものの、既存ワクチンの4回目
接種に、重症化予防効果が一定期間継続して認められることを踏まえれば、「オミクロン株対応ワクチン」による追加接種には少なくと
も重症化予防効果を期待できると考えられるのではないか。その際、重症化予防効果を期待するのであれば、少なくとも重症化しやすい
高齢者等を対象者にすることが考えられるのではないか。



その他の接種対象者については、臨床試験において有効性、安全性が確認された年齢、国内の流行状況等、今後得られるデータや、諸
外国の動向等をもとに検討することとしてはどうか。



接種間隔等、接種方法については、臨床試験において有効性、安全性が確認された方法等、今後得られるデータや、諸外国の動向等を
もとに検討することとしてはどうか。
15