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参考資料8       ワクチンの副反応に対する考え方および評価について(令和3年2月15日合同部会資料3) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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高齢者や基礎疾患を有する者への接種についての考え方
高齢者や基礎疾患を有する者への接種状況
○ 世界各国で、新型コロナワクチン接種の接種が進められており、接種後の死亡事例も多数報告されているが、
・高齢者においても、ワクチン接種の有益性が潜在的リスクを上回ることが示唆されていること
・ワクチン接種後の死亡事例について、自然発生の死亡率と有意な差はないこと
等から、接種は継続されている。
○ 2009年の新型インフルエンザワクチンの接種を実施した際に、個々の症例の評価の結果において、死亡とワク
チン接種との直接の明確な関連が認められた症例は認められていないが、重度の基礎疾患を有する患者において
は、ワクチンの副反応が重篤な転帰に繋がる可能性も完全には否定できないことから、接種時及び接種後の処置
等において留意するよう周知を行った。

○ 医療従事者の次は、高齢者を対象とした接種が開始されるため、基礎疾患を有する高齢者等の接種後に、偶発
的要因や基礎疾患の増悪による場合も含め、死亡事例が報告される可能性がある。

論点
○ 基礎疾患を有する者は、新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、重症化のリスクか高いことから接種の利
益が大きいと考えられるが、基礎疾患が(偶発的な要因による場合も含め)悪化する事例が報告される可能性が
ある。

〇 しかし、高齢者や基礎疾患を有する者については、諸外国でもワクチン接種の有益性が潜在的リスクを上回る
ことを示唆すると報告されており、こうした方々についても接種を提供するべきではないか。
○ 接種の判断は、個人のリスク・ベネフィットを勘案し、本人の同意に基づいて行うことが基本であるが、基礎
疾患を有する者のうちでも、基礎疾患の状態が悪化している場合や全身状態が悪い者等については、特に慎重に
予防接種の適否を判断する必要があることについて、注意喚起することとしてはどうか。

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