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参考資料8       ワクチンの副反応に対する考え方および評価について(令和3年2月15日合同部会資料3) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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米国CDCにおける新型コロナウイルスワクチン接種後の死亡例の報告と評価
○ 米国CDCにおいても、新型コロナワクチン接種後の死亡事例が196例報告されている(1月18日時点)。
○ 同様の背景をもつ被接種の集団の死亡率と比較して評価し、死亡率の増加がないことが併せて報告されている。
米国における新型コロナウイルスワクチン接種後の死亡事例に対する評価
VAERSへの新型コロナワクチン接種後の
死亡報告(因果関係の有無によらない)

VAERSへの新型コロナワクチン接種後の
長期療養施設居住者の死亡報告
(2021年1月18日までのデータ)

死亡報告
(N=196)

特徴
年齢中央値 (range)

79 (25-104)

死亡報告
(N=129)

特徴
年齢中央値 (range)

84 (51-104)

年齢 < 65歳 (%)

43 (22)

女性 (%)

65 (50)

女性 (%)

91 (46)

ホスピス、DNR or DNI (%)

43 (33)

長期療養施設居住者

129 (66)

剖検実施、結果未定

2

死亡診断書あり

18

Pfizer-BioNTech ワク
チン
Moderna ワクチン

113
83

死亡診断書入手不能or剖検結果保留中



112

※初期評価では、多くの症例報告で健康状態の悪化、複数の併存
症および一般的な加齢関連疾患(例えば、心疾患、2型糖尿病、認
知症等)の病歴が示された。

米国の療養施設居住者に対するワクチ
ンの安全性モニタリング
対象と方法:米国最大の療養施設会社(Genesis
Healthcare)の284施設、約25,000人の居住者
を対象。2020年12月31日までに118施設の居
住者7,006人(61.4%)が初回接種を受けた。
これら118施設の接種済みおよび未接種の居
住者と、2021年1月1日以降にワクチン接種を
開始した166施設 17,076人の居住者の、7日間
死亡率を評価した。
結果:死亡率は、同じ施設内のワクチン接種群の方
が非接種群よりも低く、未接種施設の住民と
比較しても低かった。(7日間の観察期間前20日
以内にSARS-CoV-2診断検査陽性の居住者は除外。)

結論:高度看護施設における短期死亡率はワクチン
接種とは無関係であることが示唆された。

新型コロナワクチン接種後の長期療養施設居住者の死亡について(CDCの見解)
・長期療養施設居住者の死亡率は、集団の根底にある健康状態のために高い。
・VAERSモニタリングとGenesisの集団ベースのサーベイランスから得られた証拠は、長期療養施設に居住する高齢者の死亡に関す
る安全性の問題を示唆していない。
・VAERSへの、新型コロナワクチン接種後に長期療養施設居住者が死亡した症例報告には、多くの人々が含まれている:認知障害を
含む複数の併存症、健康状態悪化、ホスピス・DNRまたはDNIの状態(報告された死亡の1/3)。
・新型コロナワクチン接種後の長期療養施設居住者の死亡は、この集団における予想される全死因死亡率と一致している。
https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2021-01/06-COVID-Shimabukuro.pdf

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