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参考資料 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ(本文) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》
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ついて柔軟に対応すべきとの意見があった。
・病院では、チーム医療の中で薬物療法の最適化のために、新たな処方
箋の発行を伴わない医薬品の減量・増量・休薬・中止がある。このた
め、一連の薬物療法を一体で行う方が効率的であり、外部委託は適当
ではないとの意見があった。
・外部委託の具体的な手順を想定し、医薬品の所有権の所在、調剤した
薬剤の被包等への表示、終了時点(調剤済み印)等について整理する
必要があるとの意見があった。
(2)処方箋の 40 枚規制(薬剤師員数の基準)
①現状 24
○ 薬剤師の配置基準である、いわゆる処方箋の 40 枚規制 25は、調剤の質
を確保する観点から、薬局における薬剤師業務の実態を踏まえ、平成5
年に規定された(それまでの配置基準は、月平均の調剤数及び販売金額
に応じたものであった。)。
○ 「規制改革実施計画」
(令和4年6月7日閣議決定)においては、調剤
業務の機械化等を踏まえて薬剤師の対人業務を強化する観点から、処方
箋の 40 枚規制の見直しに向けて課題を整理することとされた。
○ この処方箋の 40 枚規制のあり方を考える上では、①薬剤師の配置基
準という制度設計自体と、②40 枚という数値(量)、の2つの観点があ
る。
○ また、この制度が規定された当時に比べ、現在では調剤機器やデジタ
ル技術等が進展しており、対物業務の効率化が期待できる一方で、対人
業務の充実が求められている。
【参考】「規制改革実施計画」(令和4年6月7日閣議決定)
薬剤師の地域における対人業務の強化(対物業務の効率化)
【a:令和4年度検討・結論、b:令和4年度措置、c:令和4年度以降継続的に措置】
a (略)
b 厚生労働省は、薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定め
る省令(昭和 39 年厚生省令第3号)に規定する薬局において配置が必要な薬剤師
24

薬剤師1人あたりの1日の処方箋の受付枚数としては、16~20 枚の薬局が最も多く、次
いで 11~15 枚、21~25 枚の薬局が多かった。また、処方箋の受付枚数が 30 枚を超える薬
局は、全体の約 17%であった(令和2年度薬剤師の需給動向把握事業(厚生労働省医薬・
生活衛生局総務課委託事業)の結果に基づき厚生労働省医薬・生活衛生局総務課が計算)。
なお、眼科、耳鼻咽喉科及び歯科では薬剤師1人あたり 60 枚が上限であるため、受付枚数
が 40 枚を超える薬局が一定数存在する。このようなことから、本調査のデータ のみでは各
薬局における基準への充足状況は判断できない。
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1日の平均取扱処方箋 40 枚につき1人以上の薬剤師を配置しなくてはならない規定。た
だし、眼科、耳鼻咽喉科及び歯科の処方箋については 60 枚につき1人以上の薬剤師の配置
となる。

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