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資料3-2 鈴木先生提出資料 (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第93回 8/3)《厚生労働省》
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学校等欠席者・感染症情報システムについて
学校等欠席者・感染症情報システム(以下本システム)とは、出雲市で当時の国立感染症研究所(以下感染
研)の研究員によって開発され、2013年から公益財団法人日本学校保健会が運営を引き継いだ学校欠席者情報
収集システムと保育園サーベイランスを、2017年に統合したものである。

保育所や学校の欠席情報を職員が入力することによって、日々の欠席等の情報を保育所、学校、教育委員会、
保健所、学校医、県の衛生部局等で同時に共有でき、感染症の早期のアウトブレイクの把握、リアルタイムな
感染症の流行状況把握が行えるというものである。
今般、COVID-19の流行により、学校現場及び保育所等のサーベイランスを行うための方策として注目された。
しかしながら全国規模のサーベイランス体制としていく必要があること、学校教職員に本システムの入力率を
向上していく必要があること、そのためにも、本システムの利活用のための人材育成が必要であることなど
様々な課題があり、現在、厚生労働省研究班「新型コロナウイルス感染症等の感染症サーベイランス体制の抜
本的拡充に向けた人材育成と感染症疫学的手法の開発研究」の分担研究課題としてシステムの改修、普及、利
活用の促進に取り組んでいる。

2022年3月末の時点で、本システムに加入しているのは、全国の保育園22,704中11,702(51.5%)、こども園
8,585中2,836(33.0%)、幼稚園9,204中3,153(34.1%)、小学校19,336中12,007(62.1%)、中学校10,076
中6022(59.8%)、高等学校4,856中3,438(70.8%)、特別支援学校1,160中994(85.7%)だった。
厚労科研「新型コロナウイルス感染症等の感染症サーベイランス体制の抜本
的拡充に向けた人材育成と感染症疫学的手法の開発研究」分担課題
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日本学校保健会、国立感染症研究所