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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在) (21 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在)(7/18)《国立感染症研究所》
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出典:HER-SYS(7 月 12 日現在)


HER-SYS における中等症以上の定義は発生届で診断時に、「肺炎像」「重篤な肺炎」「多臓器不全」「ARDS」のいずれかにチ
ェックされているかどうか、または死亡例である(「肺炎像」ありのみも含むため、臨床的に軽症である症例も含まれる可能性
がある)。重症の定義は発生届で診断時に、「重篤な肺炎」「多臓器不全」「ARDS」のいずれかにチェックされているかどうか、
または死亡例である。
注)地域ブロックの流行曲線ごとに縦軸のスケールが異なることに注意が必要である。
注)直近の週は過小評価されている場合がある。

中等症例と重症例の指標は、発症からの遅れの時間差はあるが、軽症例・無症候例と比較して、受診行
動、検査対象の変化によるバイアスをより受けにくい。
地域別の新規に届出された診断時中等症以上および重症であった症例においては、第 23週には、中
等症以上の症例は、北海道と沖縄県で微増~増加し、重症の症例は、北海道、東北、関東、東海、近畿、
沖縄県で微増~増加した。第 24週には、中等症以上の症例は、四国以外の地域で微減~減少し、重症
の症例は、北海道、北陸、四国以外で微減~減少した。第 25週には、中等症以上の症例は、北海道、東
北、北陸、近畿、四国、九州、沖縄県で微増~増加し、重症の症例は、東北、近畿、四国で微増~増加した。
第 26週には、中等症以上の症例は、東北、関東、東海、近畿、中国、九州、沖縄県で微増~増加し、重症
の症例は、東北、関東、北陸、東海、近畿、九州、沖縄県で微増~増加した。第 27 週には、中等症以上・
重症の症例は、ともに東北と中国を除いて全国で微増~増加した。レベルとしては、中等症以上・重症
の症例ともに第 5 波のピークレベルを四国以外すべての地域で下回っているが、直近は多くの地域で
増加しており、動向を継続して注視する必要がある。

地域別の評価は以下の通りである。
◆ 北海道:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(10 例弱)、重症例(5 例)
で、いずれも第5波のピークを下回っている。
◆ 東北:中等症以上・重症の症例は減少した。レベルとしては、中等症以上(10 例強)、重症例(6 例)
で、いずれも第5波のピークを下回っている。
◆ 関東:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(250例強)、重症例(129
例)で、いずれも第5波のピークを下回っている。
◆ 北陸:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(10 例強)、重症例(5 例)
で、いずれも第 5 波のピークを下回っている。
◆ 東海:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(50 例強)、重症例(27 例)
で、いずれも第5波のピークを下回っている。
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