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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在) (13 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在)(7/18)《国立感染症研究所》
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レベル(各年代の人口 10 万対新規症例報告数)としては、2022年第 27 週は、人口 10 万対 72~
603 人であった。人口当たり新規症例報告数としては、第 20~27週は5~9歳が最多で、70 代が最
も低かった。第 27 週では、人口 10 万対新規症例報告数の上位 3 位は、5~9 歳、10~14 歳、20 代
であった。上位 2 つの年齢群は前週と変わらないが、20 代が 3 位に入った。なお新規症例報告数が最
も多い年代は、20 代であった。
検査をより多く受ける傾向が年代によって違うことが考えられ、無症候でも探知される可能性が相対
的に高いので(帰省や渡航前、企業・施設のスクリーニング制度等)、有症状例に限定した評価も重要で
ある。有症状例においても傾向は同様で、直近の週は、人口当たりの新規症例報告数が最も多い年齢
群は 5~9 歳であった。
前週比としては、第 20~24 週は 1 を下回ったが、第 27 週は、第 25、26 週に続いて 1 を上回った。
前週比は、第 23 週は 0.8、第 24週は 0.9、第 25週は1.1、第 26週は1.5、第 27週は 2.0 であっ
た。年代ごとの前週比は、第 27 週は中央値:2.02、範囲:1.90〜2.16 倍であった。また、直近の週は
過小評価される傾向があり、7 月 12日現在の第 27週の値と 7月5日現在の第 26週の値と比較する
と、中央値:2.10、範囲:1.97〜2.27 倍であった(0~4 歳を除いて全ての年代で、前週比が 2 を上
回った)。
小児の傾向としては、0~4 歳、5~9 歳、10~14 歳(0~14 歳は、報告された全症例の 25%)の人
口 10 万対新規症例報告数はそれぞれ 386、603、523 であった。第 20~27 週は 14 歳以下の年
齢群が、いずれも 15~19 歳(直近の週の 15~19 歳:全症例の7.1%、人口 10 万対新規症例報告数
は 386)を上回った。直近の週の遅れを考慮した前週比は、14 歳以下では、1.97~2.27 で、15~1
9歳では 2.09 であった。
遅れ報告を考慮した、人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第 23週は、全ての年齢群で減
少し(-45から‐5人)、5~9 歳では人口 10 万対40人以上の減少を認めた。第 24週は、70 代以外の
年齢群で横ばい~減少し(0から‐13人)、15~19 歳では人口 10 万対10人以上の減少を認めた。第
25週は、5~9歳、10~14 歳の年齢群では微減したが(-1.3 から-1.7人)、他の年齢群では微増し、
15~19 歳では人口10 万対20人以上の増加を認めた。第 26週は、全ての年齢群では増加し、30 代
以下の年齢群では人口10 万対40人強の増加を認めた。第 27 週も、全ての年齢群では増加し、30 代
以下の年齢群では人口10 万対 170 人強の増加を認めた。

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