体制（例えば、自治体等から事前に配布する体制や医療機関で対象者に検査キ
ットのみを配布する体制等）について、準備を進めておくことが重要である。
あわせて、診療・検査医療機関等における検査診療時間・診療日の延長やブ
ースの拡大のほか、地域外来検査センターの整備を進めること等により、検体
採取能力の向上を図ること。
○ また、オミクロン株については、世代時間等が短縮し、感染拡大の速度も非
常に速いことが確認されているところ、このようなオミクロン株の特徴を踏
まえるとともに、
「新型コロナウイルス感染症（COVID-19）病原体検査の指針
（第 5.1 版）」において、
「新規薬剤の導入に伴い、重症化リスク因子を持つ患
者等での早期診断の重要性が増しており、簡便・迅速なポイントオブケア・デ
バイスとしての抗原定性検査の積極的な活用を考慮する」とされていること
も踏まえ、患者の診断に際しては、その場で簡便かつ迅速に検査結果が判明す
る抗原定性検査キットの積極的な活用を進めていくことが重要であることに
特に留意が必要である。
○ なお、活用場面に応じた具体的な検査方法については、
「新型コロナウイル
ス感染症の検査体制の強化について」（令和４年３月 23 日付事務連絡）を改
めて参照されたい。
（参考）
「新型コロナウイルス感染症の検査体制の強化について」（令和４年３月 23
日付事務連絡）
https://www.mhlw.go.jp/content/000918122.pdf

○ さらに、診療・検査医療機関においては、検査のみならず、自ら診断した
患者に対し、陽性判明後に必要な健康観察・診療を引き続き実施していただ
くようにすること。
重症化リスクを有する患者には、経口薬など複数の治療の選択肢の中か
ら、その適応に応じて、適切かつ早期に投与できる体制を構築・強化するこ
と。

（２）自宅療養者等への対応について
○ オンライン診療等については、今後更なる感染拡大が生じ、自宅療養者が急
増する場合に備え、自宅療養者に対しオンライン診療等を行う健康観察・診療
医療機関について、地域の医師会等により、地域の医療機関及び訪問診療を担
う医療機関との連携等を進めるなど、改めて地域ごとの体制の確認を行い、更
なる拡充・公表の取組を進められたい。
4