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参考資料5 とりまとめに関する参考資料 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26417.html
出典情報 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第7回 6/23)《厚生労働省》
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薬局薬剤師への糖尿病患者の質問、薬局薬剤師の取組み
〇 糖尿病患者から薬局薬剤師の質問は、薬物治療、生活習慣、不安の3つのカテゴリーがある。
○ 日本薬剤師会が糖尿病治療薬を含むハイリスク薬の服薬指導等のガイドラインを作成している。
〇 薬局薬剤師の取組みとしては、適切な服薬指導、シックデイ (※)時の対応など糖尿病療養指導の遂行、自
己研さん、療養指導に必要な医療機器の提供体制などがある。
※ 患者が風邪や感染症等の糖尿業以外の病気にかかった日。食事が十分に摂取できないなど、血糖値が乱れやすい。

(1)2型糖尿病患者から薬局薬剤師が受ける質問
 「治療」に関するもの
例:薬を飲み忘れた、低血糖症状について
 「生活習慣」に関するもの
例:甘いものが我慢できない、運動はどの程度したら良
いか
 「不安」に関するもの
例:一生薬が必要なのか、薬を飲んでも血糖値が下がら
ないのはなぜ

(3)薬局薬剤師の糖尿病に対する取組み

1.糖尿病薬物治療法における糖尿病薬の適切な服薬指導
の実施
2.低血糖などの副作用対策の徹底
3.シックデイなど糖尿病療養指導の遂行
4.服薬指導、薬物療法を適切に行うための自己研さん
5.薬学的な情報・技術の提供とともに、血液測定器など療養
指導に必要な医療機器を提供できるような体制の整備

(2)ハイリスク薬としての糖尿病治療薬の確認・指導事項
1)患者に対する処方内容(薬剤名、用法・用量等)の確認
2)服用患者のアドヒアランスの確認(Sick Day時の対処法の指導)
3)副作用モニタリング及び重篤な副作用発生時の対処方法の教育(低血糖及び低血糖状態出現時の自覚症状
とその対処法の指導)
4)効果の確認(適正な用量、可能な場合の検査値(HbA1cや血糖値)のモニター)
5)一般用医薬品やサプリメント等を含め、併用薬及び食事との相互作用の確認
6)注射手技の確認(薬剤の保管方法、空打ちの意義、投与部位等)、注射針の取り扱い方法についての指導
出典 (1)薬局薬剤師が 2 型糖尿病患者から受ける質問内容に関するテキストアナリシス 日健教誌,2014;22(1):50-56
(2)薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン(第2版)(平成23年4月15日 日本薬剤師会)
(3)薬剤師による糖尿病対策ガイド(日本薬剤師会、日本くすりと糖尿病学会 編)

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