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とりまとめ (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》
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値及び中央値で比較すると、入院料1を届け出ている病棟が最も長く、経過措置(注




11)を届け出ている病棟が短かった。
100 床当たりの職員数を比較すると、看護師数は入院料1、経過措置(注 11)、入院料
2の順、看護補助者数は、入院料1、入院料2、経過措置(注 11)の順に多かった。
また、
「理学療法士、作業療法士、言語聴覚士」の数は、入院料1及び2と比べて経過
措置(注 11)で多かった。
経過措置(注 11)について、短い入院期間で、リハビリテーションを他の入院料より
多く実施していること等を踏まえると、療養病棟入院基本料としての役割から少しず
れており、そのあり方を検討するべき、との指摘があった。
7-2.医療区分・ADL 区分について














(別添資料 P454~P471)

令和2年度診療報酬改定において、中心静脈栄養の適切な管理の推進の観点から、中
心静脈注射用カテーテル挿入等について、長期の栄養管理を目的として留置する場合
において、患者又はその家族等への説明及び他の保険医療機関等に患者を紹介する際
の情報提供を要件に追加する見直しを行ったことから、その影響等について分析し
た。
医療区分3の1項目に該当している患者の該当項目は、中心静脈栄養を実施している
状態が最も多かった。
平成 30 年 10 月時点でデータ提出加算を届け出ていた医療機関を対象に、平成 30 年
10 月と令和2年 10 月の中心静脈栄養を実施している患者の、療養病棟入院基本料を
算定する病棟に入院する全患者に占める割合を比較した。平成 30 年 10 月では
10.27%、令和2年 10 月では 10.25%であり、平成 30 年と令和2年で大きな差はみら
れなかった。
令和2年度改定において要件とされた「患者・家族等に療養上必要な事項を説明す
る」ことにより、対象患者に変化があったと回答した施設は全体の約 10%であった。
対象患者の変化の内容について、全入院料でみると、「中心静脈栄養以外が選択される
ようになった」が最多であった。
中心静脈栄養に該当する患者について、入院中の嚥下機能評価の有無をみたところ、
ありの割合は入院料1では 25.4%、入院料2では 32.6%、経過措置(注 11)では
0%であった。嚥下機能障害については、半数程度の患者が嚥下機能障害なしと評価
されていた。また、嚥下リハビリについては、約9割の患者で入院中に実施されたこ
とがなかった。
中心静脈栄養を実施している患者のうち、嚥下リハビリ又は脳血管疾患等リハビリテ
ーションを入院中に実施されたことのある患者の割合を入院料毎に比較した。入院料
1では 32.6%、入院料2では 16.9%、経過措置(注 11)では 25.0%の患者が嚥下リ
ハビリ・脳血管疾患等リハビリテーションのどちらか又は両方を実施されていた。
中心静脈栄養を実施している患者について、嚥下機能障害の有無により、嚥下リハビ
リ又は脳血管疾患等リハビリテーションの実施割合を比較した、嚥下機能障害ありの
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