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参考資料6 母子健康手帳等に関する意見を聴く会の主な意見(令和3年12月) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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・ 地域子育て支援拠点や支援サービスを利用した際に、切れ目ない支援に繋がった
ことを記録できる欄があると良いという意見があった。
・ 母子健康手帳の説明会の実施や、子育て支援者と一緒に手帳を見る機会や、支援
者と一緒に書き込めるページがあると良いという意見があった。
・ 子育ての困難さや児童虐待予防のための支援をどのようにサポートシステムに入
れていくべきかを考える必要があり、母子健康手帳の QR コードや別冊等の利用
も含め検討しつつ、相談できる体制や子育てに関する情報等について入れてある
と良いという意見があった。
・ 母子健康手帳を使いこなせていない方が多く、両親学級等で活用方法を伝える取
組みを推進し、加えて、産前に子育てや働き方、産後の体制等について夫婦で考
えるプログラムが追加されると良いという意見があった。
3)母子健康手帳の電子化について
・ 諸外国の事例からも分かるように、「電子化」自体が目的ではなく、世代に合っ
た媒体を使うことで、更なる付加価値を提供することが重要であるといった意見
があった。
・ データとして共有する部分と手帳として手元に残す部分、どちらも必要であると
の意見があった。紙媒体と電子媒体の併用を求める背景には、手帳はシンボル的
な要素があるのではないか、という意見があった。
・ アプリ化等でデータ化する場合、個人情報の観点から自治体が共有する情報にな
りにくいのではないかといった懸念の声もあった。
・ 今後、手帳交付がオンラインで可能となった場合でも、交付時の保健師や助産師
による対面での面談は必要な行政サービス等を説明させていただく大切な機会で
あり、対面での交付を基本としてもらいたい、という意見があった。
・ 電子化の意義については、PHR の観点から正確な情報を早く得ることで自分自身
の健康を自分自身で守り、自己決定や格差是正に活かしていくことが重要である
といった意見があった。また、電子化することにより、利用できる子育て情報な
ど、自治体からのプッシュ型支援にもつながるという意見もあった。
・ 電子化すべき内容については、パートナーと共有できる情報、予防接種記録のよ
うに長く使う情報、社会資源等の量が多い情報、転居するたびに記載内容が変わ
るような情報は電子ができると良いとの意見が多かった。
4)多様性への対応について
・ 多様な家族に対応できる、オーダーメイドの手帳が今後必要になってくるのでは
ないかという意見が多かった。多様な家族向けのものは別冊で作成してはどうか
という意見があった。
・ 多胎については、妊婦健診の回数が多いので記載欄を増やして欲しい、多胎の妊
娠・出産についての情報やふたご用の成長曲線が記載された副読本を母子健康手
帳と一緒に配布してほしい、等の意見があった。
・ 外国の方については、やさしい日本語版の母子健康手帳の作成、やさしい日本語
を意識して会話をすることが重要であるという意見や、地域格差なく全ての希望
者が母語で書かれた手帳を無償で入手できる体制づくりが必要であるといった意
見があった。
・ 障害等のある方については、発達障害を持つ親子ほど親子の関係性に気を遣う必
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