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参考資料6 母子健康手帳等に関する意見を聴く会の主な意見(令和3年12月) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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意見もあった。
(第4回資料5)
・ 難病のこども支援全国ネットワークにおける親の会メンバーへのアンケートで
は、名称は「このまま(母子健康手帳)でよい」が 56.6%、「変更したほうがよ
い」が 43.4%だった。「このままでよい」理由は、妊娠中の記録がある、呼び方
が定着しているが多く、「変更したほうがよい」の理由は、母親に限定しない、
父親も参画意識を持たせるような名称がよいとの意見があり、名称の変更案とし
て親子手帳・こども健康手帳・成長手帳・ファミリー手帳等の案があった。(第
4回資料6)
・ 厚生労働省が実施した調査においては、手帳は誰のものかという問に対して、
「家族」「子ども」という意見が約3割であり、「母親」という回答よりも多かっ
た。これらの結果も踏まえ、手帳の名称について慎重に検討していくことが重要
と考える、という意見があった。(第5回参考資料)
②形態について
・ 母と子の情報は切り分けてもよいのではないかといった意見や自治体によって手
帳のサイズが様々であるため、サイズ、厚さ、ページの順番を一律にしてほしい
といった意見があった。
2)母子健康手帳の内容について
①掲載情報について
・ 母子健康手帳に掲載される情報が過多になること、時間が経過すると内容が変わ
ることが課題であるといった意見があり、QRコード等を活用し最新情報や正確
な情報にアクセスできると良いという意見が多かった。
②乳幼児身体発育曲線について
・ 曲線はこれまでの科学的視点から目安となる標準体重を健康情報の一つとして提
供してきたものであり、曲線を確認すことによって安心している人も多いのでは
ないかという意見がある一方で、平均値を示すことにより過剰に不安になる人が
いるのではないかといった意見もあった。
③その他
(父親に関する記載について)
・ 父親の産後うつの内容、出産直後のパートナーとの具体的な過ごし方や支え方、
帝王切開や出生前検査等の父親自身も非常に不安に思っていることについての記
載があると良いという意見があった。
・ 両親学級の受講記録の記載欄はあるが、母親と父親の記載欄をそれぞれ分けて設
けることで、父親も来なければいけないという意識になると考える。なお、多様
な家庭があり、両親学級以外にも名称を産前講座とする等の配慮も重要といった
意見があった。
(産後の記載について)
・ 産後のメンタルヘルスの支援は非常に重要であり、保護者の記録の部分に母体の
状態を記載できる欄があると良いという意見があった。
(地域支援との連携について)
・ 母子保健コーディネーターの配置場所や連絡先等の社会資源の一覧が母子健康手
帳に記載してあると良いという意見があった。一覧を妊婦と一緒に見ながら、出
産や育児についてのプランをつくる支援をしている自治体が既にあり、これらの
取組みが推進されると良いという意見があった。
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