よむ、つかう、まなぶ。
新型コロナウイルス感染症治療薬の診療報酬上の取扱いに関する緊急要望書 (2 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.hospital.or.jp/site/news/file/1785376386.pdf |
| 出典情報 | 新型コロナウイルス感染症治療薬の診療報酬上の取扱いに関する緊急要望書(7/30)《日本病院団体協議会》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
記
1.要望事項
包括払い病棟における高額な新型コロナウイルス治療薬の「出来高算定(包括範囲外)
」へ
の見直し
薬剤料が包括評価の対象となる入院料を算定する病棟において、厚生労働省「新型コ
ロナウイルス感染症診療の手引き」等で重症化リスクが高いとされる患者に対し、新型
コロナウイルス抗ウイルス薬(パキロビッド、ラゲブリオ、ゾコーバ等)を投与した場
合に限り、当該薬剤料を包括評価の対象から除外し、出来高により算定できるよう見直
すこと。
※対象となる入院料は別紙のとおり
2.要望の背景・理由
(1)包括評価による負担が特定の病棟機能に偏在
地域包括医療病棟や地域包括ケア病棟、精神科に関わる特定入院料を担う病棟等は、高
齢の救急患者や施設・在宅からの受け入れ、あるいは認知症等の精神症状を合併した身
体リスクの高い高齢患者の治療を担うという性質上、入院患者の多くが新型コロナウ
イルス感染症の重症化リスク因子(高齢、多疾患併存、基礎疾患等)を有しています。
そのため、抗ウイルス薬を投与する必要性が急性期一般病棟以上に高く、包括評価によ
る経営的負担がこれらの病棟機能に偏在しています。
(2)医療機関の自助努力の限界
各医療機関では、日本感染症学会等のガイドラインに基づく適正使用基準の策定
や、ゾーニングの徹底など、最大限の感染防止対策に努めています。しかし、新型コ
ロナウイルス感染症は、一般社会では病原性が低下しつつある一方で感染力は依然と
して高く、高齢者病棟等でのクラスター発生を完全に防ぐことは困難です。ひとたび
発生した場合の数百万円規模の薬剤費負担は、物価高騰や賃上げへの対応に苦慮する
病院経営に極めて大きな影響を及ぼします。
(3)国民への医療提供への影響
現状のまま放置すれば、経営上の制約から重症化リスクの高い発熱患者や高齢者施
設入所者の受け入れ、さらには救急搬送への対応にも影響を及ぼす恐れがあります。
その結果、国民が必要なタイミングで適切な医療を受けられなくなるだけでなく、地
域の救急・入院医療提供体制や地域包括ケアシステムの維持にも支障を来すことが懸
念されます。
以上、地域医療の最前線で高齢者をはじめ重症化リスクの高い患者を守り続ける医療機関
が、安心して適切な診療を提供できるよう、特段のご配慮と迅速な対応をお願い申し上げま
す。
以上
1.要望事項
包括払い病棟における高額な新型コロナウイルス治療薬の「出来高算定(包括範囲外)
」へ
の見直し
薬剤料が包括評価の対象となる入院料を算定する病棟において、厚生労働省「新型コ
ロナウイルス感染症診療の手引き」等で重症化リスクが高いとされる患者に対し、新型
コロナウイルス抗ウイルス薬(パキロビッド、ラゲブリオ、ゾコーバ等)を投与した場
合に限り、当該薬剤料を包括評価の対象から除外し、出来高により算定できるよう見直
すこと。
※対象となる入院料は別紙のとおり
2.要望の背景・理由
(1)包括評価による負担が特定の病棟機能に偏在
地域包括医療病棟や地域包括ケア病棟、精神科に関わる特定入院料を担う病棟等は、高
齢の救急患者や施設・在宅からの受け入れ、あるいは認知症等の精神症状を合併した身
体リスクの高い高齢患者の治療を担うという性質上、入院患者の多くが新型コロナウ
イルス感染症の重症化リスク因子(高齢、多疾患併存、基礎疾患等)を有しています。
そのため、抗ウイルス薬を投与する必要性が急性期一般病棟以上に高く、包括評価によ
る経営的負担がこれらの病棟機能に偏在しています。
(2)医療機関の自助努力の限界
各医療機関では、日本感染症学会等のガイドラインに基づく適正使用基準の策定
や、ゾーニングの徹底など、最大限の感染防止対策に努めています。しかし、新型コ
ロナウイルス感染症は、一般社会では病原性が低下しつつある一方で感染力は依然と
して高く、高齢者病棟等でのクラスター発生を完全に防ぐことは困難です。ひとたび
発生した場合の数百万円規模の薬剤費負担は、物価高騰や賃上げへの対応に苦慮する
病院経営に極めて大きな影響を及ぼします。
(3)国民への医療提供への影響
現状のまま放置すれば、経営上の制約から重症化リスクの高い発熱患者や高齢者施
設入所者の受け入れ、さらには救急搬送への対応にも影響を及ぼす恐れがあります。
その結果、国民が必要なタイミングで適切な医療を受けられなくなるだけでなく、地
域の救急・入院医療提供体制や地域包括ケアシステムの維持にも支障を来すことが懸
念されます。
以上、地域医療の最前線で高齢者をはじめ重症化リスクの高い患者を守り続ける医療機関
が、安心して適切な診療を提供できるよう、特段のご配慮と迅速な対応をお願い申し上げま
す。
以上