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○最適使用推進ガイドラインについて1 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00133.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第510回 1/14)《厚生労働省》
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【用法・用量】
本剤の母集団薬物動態モデルを利用したシミュレーションにより、本剤 480 mg を 4 週間間
隔で投与又は既承認の用法・用量等で投与した際の本剤の血清中濃度が検討された。その結
果、
本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の定常状態における平均血清中濃度(以下、
「Cavg,ss」
という。)は、本剤 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の Cavg,ss と類似すると予測された(下
表)。また、本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の定常状態における最高血清中濃度(以
下、「Cmax,ss」という。)は、本剤 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の Cmax,ss と比較して高
値を示すと予測されたものの、日本人患者において忍容性が確認されている用法・用量
(10 mg/kg を 2 週間間隔で投与)で本剤を投与した際の Cmax,ss と比較して低値を示すと予測
された(下表)。加えて、複数の癌腫におけるデータに基づき、本剤 3 mg/kg(体重)又は
240 mg を 2 週間間隔、若しくは本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の本剤の曝露量と有
効性又は安全性との関連を検討する曝露反応モデルが構築され、当該関連について検討が行
われた結果、上記の用法・用量の間で有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。

表 3 本剤の薬物動態パラメータ
用法・用量

3 mg/kg Q2W

Cmax

Cmind28

Cavgd28

Cmax,ss

Cmin,ss

Cavg,ss

(µg/mL)

(µg/mL)

(µg/mL)

(µg/mL)

(µg/mL)

(µg/mL)

51.6

27.2

31.0

113

62.1

77.6

(35.2, 70.8) (16.5, 40.3) (21.2, 43.9) (75.0, 171) (27.1, 107) (42.1, 127)
72.7

240 mg Q2W

159

87.8

109

29.7

53.0

216

71.3

109

(102, 207) (15.5, 47.4) (37.0, 74.8) (145, 336) (27.5, 137) (62.1, 187)
193

10 mg/kg Q2W

43.7

(51.1, 103) (23.3, 59.0) (30.8, 60.9) (102, 254) (41.5, 158) (62.1, 187)
145

480 mg Q4W

38.3

99.6

116

396

214

275

(146, 222) (86.5, 132) (101, 148) (329, 525) (184, 303) (236, 377)

中央値(5%点, 95%点)、Q2W:2 週間間隔、Q4W:4 週間間隔、Cmax:初回投与後の最高血清中濃度、Cmind28:
初回投与後 28 日目における最低血清中濃度、Cavgd28:初回投与後 28 日目までの平均血清中濃度、Cmax,ss:定
常状態における最高血清中濃度、Cmin,ss:定常状態における最低血清中濃度、Cavg,ss:定常状態における平均血
清中濃度

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