よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3-5-2 令和8年度第2回薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 資料3-1[212KB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73884.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和8年度第1回 6/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

の高い二級アミンが生じ、ニトロソ化剤と反応してN-ニトロソジルチアゼ
ムが生成される可能性がある。製造工程で使用される原材料、添加剤又は製造
用水等に存在する亜硝酸塩類等がニトロソ化剤の混入源と推定された。


ジルチアゼム塩酸塩製剤中のN-ニトロソジルチアゼム量は、以下のとお
りであった。(資料3-2 3-1 表2)
 30㎎錠
(1ロット):0.037ppm
 200mgカプセル(1ロット):0.041ppm
 注射用250mg (1ロット):0.031ppm



限度値について、N-ニトロソジルチアゼムに関してげっ歯類を用いたが
ん原性試験データがないことから、構造が類似する化合物 ※1の毒性データに
基づき、リードアクロス法により算出された1日許容摂取量100ngを限度値と
する。なお、ジルチアゼム塩酸塩錠、同Rカプセル、同注射用の1日服用量を
60mg、200mg、1296mgとした場合、製剤中のN-ニトロソジルチアゼムの量に換
算すると、1.66ppm、0.5ppm、0.077ppmに相当する。(資料3-2 4-1項)

※1:4-(methylnitrosoami no)-1-(3-pyridyl)-1-butanone

〇 本剤にかかる曝露の最大値の推計(ワーストケース)に基づき、理論上の発
がんリスクの上昇の程度を評価すると、0.067×10-5~0.40×10-5と推定された
※2

。これは、生涯でおよそ248,000~1,492,000人に1人が過剰にがんを発症
する程度のリスクに相当する(資料3-2 4-3項)。
※2:発がんリスクの評価は、以下の前提で行われた。
1日使用量については、ジルチアゼム塩酸塩錠、同Rカプセル、同注射用の1日服用量
を踏まえそれぞれ60mg、200mg、1296mg。
製剤中のN-ニトロソジルチアゼム含量はそれぞれ0.037ppm、0.041ppm、0.031ppm。

〇 このリスクの上昇は、ICH-M7ガイドラインで許容される「おおよそ10
万人に1人の増加」のリスクを下回るため、現時点で患者の安全性に対する特
段の懸念はないと判断している。引き続き適切に自社管理を行い、限度値を
超えないようモニタリングを継続する。(資料3-2 5項)
4.海外におけるこれまでの対応
〇 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)発足時(2004年4月)から2026
年2月28日までの間に、本剤でニトロソアミン類に関連する外国措置報告※3
が2件報告されており、いずれもニトロソアミン類に関する当局のQA発出等
にかかる報告であった。N-ニトロソジルチアゼムの1日許容摂取量は米国
FDA、豪州TGA、加国Health Canadaから100ngと公表されているが、現時点で回
収等の措置を行ったとの情報は確認されていない。
2