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感染症週報 2026年第6週(2月2日-2月8日) (11 ページ)

公開元URL https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/idwr/2026/index.html
出典情報 感染症週報 2026年第6週(2月2日-2月8日)(2/20)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2026年 第6週
(2月2日〜 2月8日)
:通巻第28巻 第6号

種を受けることが重要である。
国内における感染拡大の防止のためには、個々の予防と集団免疫の維持のために、予防接種
法に基づく麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回の定期接種の徹底が最も重要である。加え
て、感染者の早期探知と迅速な対応も欠かせない。接触者への二次感染を防ぐためには、麻し
ん患者の適切な診断、1例でも報告された時点で各関係機関の協力のもとで行う迅速な接触者
調査と対応、地域の医療機関への情報伝達と住民に対する予防のための啓発が重要である。特
に、患者の広域移動や県境を越える接触者が想定される場合には、医療機関情報や行動歴等
を含めた各関係自治体間での迅速な情報共有が必要である。
麻しん患者の報告がある地域や海外渡航者を診察する可能性のある医療機関においては、院
内感染対策のさらなる徹底が重要である。事務職員等を含む病院関係者全員へのワクチン接種
歴・罹患歴の調査や、必要に応じたワクチン接種が求められる。また、麻しん患者との接触の
ある者が発熱などの体調不良を自覚した場合には、二次感染防止のため、麻しんの可能性があ
ることを事前に医療機関に電話で伝え、可能な限り公共交通機関の利用を避けた上で受診す
ることが重要である。
麻しんは空気感染するため、手指消毒やマスクのみでは予防することができない。さらに感染
力が非常に強く、発熱が出現する前から感染性があることから、1例の麻しん患者を起点とし
て、同一施設や地域で患者数が増加した事例も報告されている。このため、今後も患者の発生
が続く可能性があると考えられる。麻しんの感染拡大を防ぐためには、発生時の迅速な対応だ
けでなく、定期接種の対象年齢である1歳児および小学校入学前1年間の幼児におけるMRワク
チンの2回接種の徹底が重要である。麻しんに罹患したことがなく予防接種を受けたことのな
い者についても、かかりつけの医師にワクチン接種について相談することも重要である。
また、日本は麻しん排除状態を維持しているものの、海外からの輸入例を契機として散発的
な集団発生が生じる可能性があり、人の移動や交流が活発化する場面では特に注意が必要で
ある。本年は第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)など国内外から多くの人々が集ま
る国際的マスギャザリングイベントが予定されており、感染症の発生リスクが増加することが予
想される。特に混雑した空間で不特定多数と接する機会が想定されることから、予防接種歴の
確認が推奨される。
麻しんの感染症発生動向調査等に関する詳細な情報と最新の状況については、以下を参照
いただきたい(2026年2月12日現在):
●国立健康危機管理研究機構 麻しん
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/measles/index.html
●厚生労働省 麻しん
‌h ttps://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkakukansenshou/measles/index.html
●IASR 麻疹 2024年7月現在
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol45/535/535t.html
●麻疹 発生動向状況 速報グラフ
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/diseases/measles/graph/archive.html
●厚生労働省 麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)
https://www.mhlw.go.jp/content/001655886.pdf
Ministry of Health, Labour and Welfare / Japan Institute for Health Security, National Institute of Infectious Diseases

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